勝利のための逆転の発想

昨日は弔い合戦などと書いてしまったが、ただ熱くなってがむしゃらに働くといったわけではない。それで私は病気になった(汗)。
だから、ある意味、冷静に考えている。
短い時間、少ない人数。この中で出来ることは何なのか。


大学時代、ゼミの教授から「おまえは十円玉を四角く見ることができるか」と聞かれたことがあった。
私は余裕綽々で「当然ですよ、先生、寛永通宝は穴が四角です」と答えたら、先生から「アホか」という温かい言葉とともに顰蹙をかった(^_^メ)
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彼は、私がある単位を落として留年しそうになったとき、
「大丈夫、○○教授は甘い物が好きだから、菓子折り持っていけば単位が取れるよ」
とアドバイスし、本当にそうしたら当人に
「君は何を勘違いしているんだ。人生はそんなに甘くない。再試験受けさせてやろうと思ったがそんな根性なら単位は絶対にやらん」
と逆鱗に触れ、私を留年に導いた張本人である。
人格的には?だったが、人間味のある温かい人だった。阪神タイガースが好きだったことも私と一緒でなぜか愛着が持てた。
今、思えば二人でその○○教授に土下座しにいったことはいい思い出である。結局、その年、私は卒業出来なかったが(T_T)
いかん、話がそれてしまった(汗)。
「十円玉を四角く見えるか」という問い。
答えは、十円玉は正面から見ると丸以外の何者でもないが、真横から見ると長方形に見える。彼はこうした柔軟な発想が大切だといいたかったようだ。
十円玉を四角くみる発想・・・・・
太極拳では力のある相手と組むとき、その力を正面から受けてはいけない。相手の力を受け流し、気を持って相手を制す。
相手の力を受け流す・・・・
プロジェクト担当課長殿はこの困難な状況は、皆で助け合い、気合で乗り切ろうと言っているが、気合だけでは困難に勝てない。これで倒れるものが出れば本末転倒である。
小者が大者に勝つためには、勝つための知略とチームワークが必要だ。
そのためには今までにない発想がいる。
足りない時間、足りない人手・・・
どうすれば・・・いかんせん、蛙の子は蛙。妙案が浮かばない。
足りないものは何なのか・・・・・
もしかして、私の才能が足りない?(汗)

単に力と力でがっぷり四つに組んだのでは勝てない。
そこでは勝つための「知略」と、チーム全員が一人ひとりの持ち味を発揮できるような活気ある「組織作り」が求められる。

古田敦也さんの「心を読み、かけひきに勝つ思考法」より