怒りの浅間山大噴火!?あなたは人を許せるか 前編

「どうなっているだ、おまえのところは。誰がこんな文書出していいっていったのだ、おととい顔洗って出直して来い(怒)」
一昨日は散々だった。
いきなり電話口で罵声を浴びせられたが、私には何のことだかわからない。
「羊の顔した超過激派」と呼ばれた一昔前だったら、売られた喧嘩は買っていたから、いわれのない理由で怒鳴られれば、「そっちこそ何をいっているのだ」と逆にブチ切れたところである。
しかし、そこはぐっとこらえ、相手の話を聞きに伺った。
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ことのはじまりは中堅会社S社が自社のシステムを再構築したいので相談にのってくれといったことからはじまる。店舗開発の仕事をしていた頃(=過激派だった頃)、S社にはいつも無理なお願いをしていた。だから、立場が変わった今、S社のために相談にのることにした。
相談内容は簡単だった。
我社の部門によって違うデータ交換の様式をひとつに統一したいという。社長と部長、直々のお願いでもあったので、システム的には我社もS社の伝送仕様に合わせるよう協力すると答えた。
但し、システム化にあたり納品伝票も統一したいというので、それは各部門の了解がないと出来ないので、各部門の許可を得てもらってから進めて欲しいと念を押した。
担当者が怒ってきたのは、S社が本社部門の了解なく、直接現場に伝票様式を変えたいので協力願いたいと文書を流したからである。
その中に〇〇様の了解を得て、と私の名前まである(汗)。
「恩をあだで返される」とはまさにこのことである。
間違いなく、昔だったら浅間山大噴火、社長だろうが、部長だろうが、「どういうことだ」と怒っていたところである。

説明の場で、S社の社長はただ、ただ小さく固まっていた。
(つづく)