太極拳の極意と仕事の極意?

『相手の力に逆らわず、受け流し、最小限の力で、その方向をそらし、崩す。』
これは私の習っている太極拳の先生の言葉である。私は週1回、月曜の夜中に太極拳を習っている。先生は続けて
太極拳といえども拳法には変わりません。力の弱いものが強いものを相手にする場合、相手の力を正面からそのまま受けてはいけません。体や手を捻ることで、相手の力を受け流すのです。
だから太極拳は老人や女性まで幅広い人ができる拳法なのです。』
『皆さんは顔を正面ばかり向いて、構えているように見えますが、これではだめです。相手からの力をそらすためには顔も一緒にそらすのです。
もっとリラックして、ゆっくりとした動きと深い呼吸で。』
>力の弱いものが強いものを相手にする場合、相手の力を正面から受けてはいけない
これは私生活や仕事の上でも言えることだ。
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ここだけの話(どこだけの話?)私のいる会社は東京の某社と合併し、1部上場企業と肩を並べるぐらい大きくなった。
そういえばカッコがいいが、資本力で言えば圧倒的に東京の方が上だ(世間では吸収合併ともいうらしい)。
傍から見れば東京が本社、我社は支社である。だから、長野の片田舎に住んでいる私たちは大きなことは言えない。(←といいながら言っている人もたくさんいるが(汗))
今やっているシステム統廃合の仕事にしても、早い話が東京仕様に全て合わせろということである。
冷静に考えると自分の今ある仕事をリストラする恐ろしい仕事だ(汗)
そもそも経理や経営システムならわかるが、業務も標準化せず、全てのシステムを統廃合するとはおかしな話だ。
だから、部長からは社単独のシステムも残す方向でまとめてくれと宿題も貰っている。
だが、このままいくと全て東京仕様に合わせる方向で進んでいく。
>強い相手と組むときは相手の力に逆らわず、受け流し、最小限の力でその方向をそらし、崩す。
先生の言葉が頭に浮かぶ。
「リーダーは合併して出来た我社の強みは何だと思いますか。」
突然、会議の話題と全然関係ないことを発言してしまった
「幅広い事業と、それを生かした総合性だと思うよ。」
即座に答えるリーダーもさすがだ。
「幅広い事業には幅広いシステムがあっていいと思いませんか。」
心臓がバクバクいっているのに、自然と言葉が出た。

川の流れは絶えずしてしかも元の水にあらず。
川は常に変化している。企業も同じだ。競争が激化する中、大きな川に集約されるのは仕方ない。
大きな川の流れには逆らえない。
だが、その大きな川は小さな川が集まって出来ている。
小さくてもしっかりやっているところは、きちんと見て欲しい。
果たして私の希望は通じるのだろうか。