他人のことは言えるのだが・・・

昨日、私は病院にいた。
父の件ではない。自分のことだ。その訳は今から1週間前、定期検査の際、私が医師に太ももの付け根の部分が突然痛み出すようになったと告げたことに遡る。
「先生、この部分が痛いんです。最近、ジムとか行くようになったから運動のやりすぎですかね。」
と聞くと、先生は股さきをさすり、
「この辺が突起した感じはありませんか」と聞く。
確かに痛い時、突起した感はあった。
「鼠径ヘルニアの疑いがありますね。」
「そけいヘルニア、先生、何ですか。それ。」
励みになるのでポチッと押してね♪〜さくちゃんの人気blogランキング
「鼠径とは足のつけ根のことでね、本来ならお腹の中にあるはずの腹膜や腸の一部が、鼠径部の筋膜の間から皮膚の下に出てくる病気なんですよ。まあ、年を取って筋肉が衰えてくるとなりやすい病気なんです。特に男性はね。フフフ」
年を取ってくるとなりやすいって!!ということは、先生は私を年寄りだと・・・更にジムに行って鍛えていると思っているのに私の筋力は衰えているのか_| ̄|○
そんな私のショックも気にもとめず先生は続けて
「まあ、脱腸ともいいますがね。ハハハハ」
がちょ〜ん・・・・
脱腸。あれは子供がなる病気ではなかったのか・・・
「まあ検査してみてね。脱腸だとしたら手術しないと治らないからね。」
先生の矢継ぎ早の口撃に私はたじたじだった。
ということでCT検査に来ている。
やはり親子というものは似るもので、昨日あれだけ父に手術の必要性を説きながら、自分は出来ることなら手術などしたくないと思っている。
「でも、先生、痛くないときもあるからこれから体を鍛えていけば大丈夫でしょ」
「だめです。鼠径ヘルニアの場合、一回なると自然に治ることはありません。不快感や痛みが増した場合、カントンといって最悪、命にかかわる場合もあるんですよ」
「じゃ、薬で治すとか・・・」
私も往生際が悪い。
まあ、私の場合は非常に簡単な手術である。
検査結果は10日後。私の運命はいかに(ってそんな大袈裟な問題ではない)