肥後もっこすのマネージャ

本物の熊本弁は早口で喋られると私には到底理解できない。
でもこうして活字にすると結構面白い言葉遣いがある。今日はその熊本弁を使った私の創作駄洒落落語を紹介したい。
ある番組に出演前楽屋で少し苛立ち気味の元アイドル歌手の洋子さんと新人熊本人マネージャー裕之君。
たいぎゃ(大層)面白いかいっちょん、わからん(ちっともわからない)のか、私にもわからないが、この二人のつながりそうでつながらない会話をお楽しみください。
洋子「ねぇ、マネージャ。最近、私、ちょっと太った気がするの。声もなんだか昔みたいに透き通らなくなっちゃったし。どう思う?」
裕之「そ、そげんこつなか。洋子さんば、かなりやばい
(熊本弁=そんなことはないですよ。洋子さん(の声)はカナリヤのようですよ。)」

洋子「かなりやばいですって。あなた、私の気にしていることよくもはっきりと」
裕之「○▲■×」
今日のさくちゃんは何位だ〜人気blogランキング
番組ディレクター「おい、どうしたんだい。モノがたくさん飛んできたけど。」
裕之「すいまっしぇん。あん人は、怒るとあぎゃんあらすもん
番組ディレクター「アギャンアラスモン、新しい怪獣かい?」
洋子「あーなんか暴れたら、スッキリしたわ。私、本番前にトイレ行ってくる」
裕之「トイレはなか」
洋子「そんなことわかっているわよ。どこにあるのよ」
裕之「だから、トイレはなか」
洋子「だから、トイレはどこだって聞いてるでしょ」
番組ディレクター「すいません。洋子さん、ここ、Bスタまで行かないとトイレないんですよ。本番はじまりますのでちょっとだけ我慢してもらえます。」
洋子「仕方ないわね。それにしても何てたてつけなの。ちょっと寒いじゃない。」
裕之「すーすーすー」
洋子「なんですって。」
裕之「すーすーすー」
洋子「今時そんな言い方じゃキツネだってこないわよ(それはルールルルー)。ちょっとあそこにある時計目障りだわ。なげといて。」
洋子「イターイ。何私にぶつけてるのよ。片付けろって言ったのがわかんない!」
裕之「わかったたい。なおしとけば、よかと?」
洋子「なんで直すのよ。壊れてないじゃない。」
洋子「あら、本番の時間だわ。あなたわかっているわね。本番終わったら美味しいお肉用意しとくのよ。私本番後にお肉食べないとだめなんだから。」
それでは○○洋子さんが歌います「吐息でネット」
♪吐息でネット、あなたを包みたい、もっと〜〜♪
洋子「はぁー疲れた。ところでちゃんとお肉は用意できているの」
裕之「ここにあるとです。」
洋子「いただきまぁーす♪って、何よぉ〜〜、これ全部馬の肉じゃない。しかも生。あたしへの嫌がれせ。これで後から鹿肉だしてバカっていうんじゃないでしょうね。」
裕之「そんなことなか。この馬刺しばなかなかなか馬刺したい。」
洋子「なかなかなかなか、うるさいわね。私はおいしいお肉って言ったのよ。なんで馬刺しになっちゃうのよ。」
裕之「それは・・・・」
洋子「それは・・・」
裕之「それは・・・馬刺しだけに・・・・・うまか肉」
お後がよろしいようで♪ティケ♪ティンティン♪