蛍袋から県民性を考える

sakurasaku20052006-06-29

id:yatsugatakeさまの佐久の季節便りに綺麗な蛍袋が掲載されていた。
キキョウ科の一年草「蛍袋」
花の中に蛍を閉じ込めると、その明かりが外へ透けて見えることからそう名付けられたそうだ。
私は今、県民性を書くにあたり、参考書のひとつとして真田信治さんの「方言の日本地図」という本を読んでいる。
その本によると蛍袋は岐阜、富山、石川あたりではそれぞれ子供の通学区によって、キツネトーロー、フクロバナ、アンドンバナ、カゴメ、アンドン、フーリンバナ、フクロバンなど実に21種類の言い方があるという。
蛍袋は花を風船のように膨らませて遊んでみたり、この花が子供の生活に密着していることから、たくさんの呼び名があるのだそうだ。私たち東日本の人間にとっては蛍袋といえば写真のような薄紫の花をイメージするが、西日本では白らしい。