藤田幸希さん優勝おめでとう

ゴルフの20歳の新鋭藤田幸希(さいき)さんが昨日のプロミスレディスで初優勝した。初めに断っておくが私はゴルフも好きである。
はじめたのは今からちょうど11年前。何事も10年やるとうまくなるというが・・・・
腕前は・・・・
話を元に戻そう。
彼女は宮里藍さんや横峯さくらさんと同期だという。
「お父さん、お母さん、私を生んでくれてありがとう」
泣きじゃくれ、くしゃくしゃになった顔で言った彼女の言葉がすごく新鮮で私の脳裏に残っている。
昨年、私がまだぷータロウだったとき、生まれて初めて生のゴルフを見に行ったことがある。
軽井沢72レディス。
そこでまだ無名の彼女が予選落ちしたにも関わらず、ギャラリーの一人一人に笑顔でサインに応じていた。
私は彼女のとてもきちんとした対応と、ひとごとながら、負けてもよくあんなに愛想をふれるということに感心した。
そんな彼女がトーナメント会場を去るときだけ、表情を一変させ、空を「きっ」を睨んで去っていった。
「見かけによらず、気の強い子だな。」
それがそのときの彼女の印象である。その彼女が1年後には優勝してしまうのだから世の中何があるかわからない。今大会で初めて彼女が20歳だということを知った。化粧のせいもあるだろうが、生の彼女はとても大人びて、とても当事19歳とは思えなかった。
しかし、あれだけのギャラリーの前で「私を生んでくれてありがとう」という度胸は大したものだ。普通の女の子はそんなこと思っていても、照れくさくていえないものだと思う。
初優勝で泣きながらお父さんに抱きつく姿を見て、さくらパパは胸中複雑な思いをしていたことだろう(彼女のときはキャディのパパを置いてきぼりで、一緒に回った女子プロに泣いて抱きついていた)
そのまっすぐなところが彼女の持ち味であり、強さなのだろう。
何はともあれ、藤田幸希さん優勝おめでとう