おいしいプロポーズ最終回の感想

「私は私の料理で勝負したいの。だからバンビーナを辞めさせて。」
「ありがとう。シェフ。またいつか一緒に仕事をしよう。」
全てが順調に動き出した時、鈴子(長谷川京子)はバンビーナを辞める決意をする。そして、春樹の父と会社を心配する鈴子はある決意を胸に店に春樹を呼び出す。
そして彼女が作ったのは思い出の"片思いのスープ"。その昔ナポリの美しい女性が船乗りに恋をした。でも、その女性は違う男の人と結婚した。その男の人がそれを悲しがりその涙で作ったスープ。
「その女性は別の男性を選んだんじゃない。現実を選んだのよ。このスープがあたしがあなたに作る最後のスープ。」
鈴子は春樹に別れを告げる。
「まだ、終わってない。」
諦めない春樹(小出恵介)鈴子はわざと藤森を呼んであった。バンビの悲しいそうな顔がフロントガラスに光る。
彼との思い出の場所、バスケットボードをぼ〜と眺める鈴子。彼女の中には春樹が大きな存在となってまだ残っている。携帯電話が鳴った。
「会ってもう一度話がしたい。今どこにいる。どこだよ。」
公園に駆けつける春樹。だが鈴子はいない。
「もう、会えないの。私たち別れたのよ。あなたはミチルさんと婚約してお父様の跡を継ぐのがいいの。彼女とならうまくいくわ。」
「俺がすきなのは君なんだ。君を愛している。」
「私はあなたの人生を変えたくない。今、別れたほうが気が楽になるの。私があなたと別れたいの。」
春樹の一途な思いは鈴子に通じない。打ちひしがれる春樹の後姿を横目に鈴子は去っていく。ワイパーにつながれた想いでのストラップだけが寂しく佇む。泣き崩れるバンビ。負けるな。悲しみの向こう側にはまだ幸せが待っている。
鈴子は一人イタリアに旅立つ。そして婚約パーティも始まった。
「私、一生恨まれてもいいの。彼が苦しむ姿を見るくらいなら」
切ないくらい真っ正直な鈴子の思い。藤森は春樹に本当のことを告げる。男になれ!バンビ。
今日は皆さんにお話しなければならないことがあります
っていきなり一年後かい!!
大河内(石井正則)と二人で事業を起こした春樹(小出恵介)。サエコもまだ諦めてないなんてある意味大したものだ。そして、二人は再会した。
「注文していいかな。片思いのスープをひとつ。」
「ベーネ。」

女性作家らしい終わり方。
でも、私にはちょっと中途半端だった(悲)
おいしい料理はお金では作れません。料理人の心で作るのです。

キャスト
白石鈴子:長谷川京子
葛城春樹:小出恵介
大河内民雄:西村雅彦
島崎沙織:小林麻央
浅倉ミチル:サエコ
柏木マキ:小池栄子
大河内孝信:石井正則
桑原裕介:天野浩成
藤田翔:大東俊介
メアリー富田:石田未来
片瀬未来:清水由紀
社長秘書:大門真紀
白石ちはる:黒田凜
白石徹:天野ひろゆき(きゃいーん)
藤森拓海:小澤征悦
葛城道造:橋爪功