鹿児島 名物「シロクマ」物語

先日Doblog - 九龍尖沙咀 『食道楽・旅道楽・花道楽』の著者Tsimsyatsuiさんからコメントいただいた、鹿児島名物のシロクマ(参考)を考えていて、ひとつ落語?が浮かんだ。
実は最近、id:maana628さんのブログで紹介頂いたujimaroさんの『撮り捨てご免(なさい)』を読むようになってから、言葉からすぐ駄洒落が浮かぶ病気にかかってしまった。トシのせいだろうか?
しかも、私の場合、面白くない。重症である。
秋田にいる私の親友K君は、高校時代いつもしょうもない駄洒落を言っていたのに、彼は、今、職場はおろか、家でも駄洒落を言わなくなってしまったという、あの男が笑いを忘れてしまうとは・・・これはいけない。
そこで彼のためにひとつ駄洒落落語を作ってみた。皆さんもしょーもないと言わず、少々お付き合い願いたい。
何より笑いは心を癒す働きがあるのだから。
テケェテン♪テン♪
「暑いなぁ、暑くてたまらないなぁ。シロクマでも食べたいなぁ。」
「あんさん、鹿児島県人のくせに北極にいる動物食べるんかいな?」
「違いますよ。そりゃ白い熊でしょ、シロクマっていったらあれですよ。」
「あー、あの涼しい風が出てくる。」
「それは日立のシロクマ君でしょ。私が言っているのはもっと頭がツーンとくる。」
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「そうでっか。あ、わかった。新しく出た頭痛薬でんな。クマったときに飲む。」
「・・・あなたねえ。シロクマというのは鹿児島で生まれたカキ氷の一種で、小豆、フルーツ入りで練乳とシロップがかかった豪華版カキ氷のことなのです。」
「そら、知りまへんでした。フラッペのことでっか。大阪じゃ氷の山にイチゴやメロンのシロップかけるのが一般的でっせ。」
「フラッペとは洒落たこといいますね。カキ氷にもいろいろあって、何もかけない「白雪」や伊勢名物赤福がのった「赤福氷」、後関東(千葉)の方では器にシロップを先にいれ、その上に氷をのせたカキ氷もあるそうですよ。」
「へえー、たかがカキ氷といっても地域性があるんでんな。」
「鹿児島のシロクマは氷の上にたくさんフルーツ乗せて練乳がけの大盛りカキ氷で甘くてとてもおいしいんですよ。」
「フルーツシロクマ、はじめて知りましたわ。あれでっしゃろ、やっぱりフルーツと一緒に白い熊の肉をのせて。」
「・・・・」

(おまけ、その後)
「あんさん、呆れとるでっしゃろ。ホームラン打たれた後のピッチャーみたいな顔しとる。顔から音が聞こえてきまっせ」
「へぇ、何です?」
「カキ氷だけに食べると頭がキーンとなって、カキーン・・・」