下妻物語の感想
- 作者: 嶽本野ばら
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2004/03/01
- メディア: 文庫
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深田恭子さんと土屋アンナさんの下妻物語がはじまった。
今話題の中谷美紀さんと瑛太さんの「嫌われ松子の一生」の中島哲也監督。
彼は山口美江さんの「しばづけ食べたい」のセリフが話題になったフジッコにCMを皮切りに、温泉で卓球する山崎努さんと豊川悦司さんのサッポロビール黒ラベルのCMやSMAPがガッチャマンに扮するNTT東日本のBフレッツのCMなど、独特のユーモアと斬新な発想、色鮮やかな映像世界で有名な監督である。
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そしてそのCMの延長線上に映画があるかのように映画も独特のユーモアと笑えるテンポ良い会話と鮮やかな色彩の中で進んでいく。なんじゃこりゃと見出しても、思わず見入ってしまう作品である。
そういう意味では最新作の「嫌われ松子の一生」も是非見てみたい。
物語は茨城県下妻市を舞台に、深キョン演じるロリータ桃子と土屋アンナさん演じるヤンキーイチゴが繰り広げる、史上最高最低の友情物語である。代官山と下妻市の間でいくつもの伝説が繰り広げられる楽しい映画だ。
伝説の不良少女妃魅姑(ヒミコ)、そして最強のレディース舗爾威帝劉(ポニーテール)と、漢字の当て字で表現されているところが懐かしくいい。思わず先輩のKさんがよく使っていた夜露死苦(よろしく)という字を思い出す。作品の中で流れている曲が尾崎豊の「卒業」っていうのもいい。
一角獣の龍二(阿部サダヲ)のどこまでも続くリーゼントも印象的だ。
そして桃子の幼少時代は山田孝之さんと綾瀬はるかさんの白夜行で雪穂の幼少時代を好演した福田麻由子さん。そして、レディースの一員にまちゃまちゃさんがいたことを今回初めて私は知った(汗)
「御意見無様」「漢字間違っているよ。」無様×無用○
全編ギャグ漫画のような作品の中に、斬新な発想と笑いがたくさんつまっている。
たくさん笑って桃子とイチゴの友情に最後は泣ける、でもハッピィーな物語である
「人間は幸せを前にすると急に臆病になる。不幸を背負うより幸せを勝ち取る事のが勇気が居るのよ。」
幼少時代の桃子が桃子に言うこの言葉は印象的だ(ネタバレごめん)
テレビではじめて見た人、この映画は2度3度見るとまた違った良さが見えますよ♪
脚本・監督: 中島哲也
原作: 嶽本野ばら(『下妻物語』小学館文庫)
音楽: 菅野よう子
キャスト:深田恭子、土屋アンナ、宮迫博之、篠原涼子、樹木希林、阿部サダヲ、岡田義徳、荒川良々、小池栄子、矢沢心、生瀬勝久、本田博太郎、福田麻由子
公式HP:http://www.shimotsuma-movie.jp/
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2004/11/26
- メディア: DVD
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