医龍の感想

「私末期ガンなんでしょう。でもどうせ死ぬなら楽に死にたいわね。主人は私が苦しむとオロオロするの。」
「新薬効きませんよ。」
「先生、私はあいつを楽にいかせたいのです。」

今日はじめて坂口憲二医龍をはじめてみた。
大学病院の複雑な縦社会の中で孤高に人として医者として自分の意思を貫く主人公朝田龍太郎の物語である。
フィクションとはいえ、大きな病院には表と裏、いい面と嫌な面があるんだなと感じさせるドラマだ。この作品を見ていると、まめぞうの著者すいしょうさんも大学病院で苦労されているのではと心配になる。
主人公朝田龍太郎はつっけんどんで冷たいようにみえるが、すいしょうさんように誠実で正義感が強い人だ。
「腐った医局に人材はいない。俺があいつをスペシャリストにしてやる。」
医療の現場の裏側をあえて深くえぐったこの作品。
ブラックジャック白い巨塔を足して2で割ったドラマとはよくいったものだが、フィクションであるが中々良く出来ていて面白い。


キャスト
朝田龍太郎:坂口憲二
加藤晶:稲森いずみ
伊集院登:小池徹平
霧島軍司:北村一輝
荒瀬門次:阿部サダヲ
里原ミキ:水川あさみ
木原毅彦:池田鉄洋
藤吉圭介:佐々木蔵之介
鬼頭笙子:夏木マリ
野口賢雄:岸部一徳