ちびまる子ちゃんの感想

「ずばり、間違えでしょう」
授業参観で丸尾君(佐藤和也)に間違えを指摘されたまる子ちゃん(森迫永依
さくらももこの人気アニメがドラマになった。
主人公さくらももこは、山口百恵ちゃんと漫画が大好きな小学3年生。
小さいので“ちび丸”に女の子だから“子”を付けて“ちびまる子ちゃん”と呼ばれている。ちなみにさくら家は静岡県にあるそうだ。
それにしてもまる子ちゃんをはじめ、たまちゃん、花輪君、丸尾君とよく似た人を集めてきたものだ。おじいちゃん、おばあちゃん、おねえちゃん、おとうさん、おかあさんとまさにみなはまり役だと思う。
「嫌だ、お金持ちじゃなくても、美人じゃなくても、私一生絵を描きたい」
あの年にしてもうなりたいものがあるなんてさすがだ。ドラマはアニメ版と同様面白おかしくテンポ良く進んでいく。
特におじいちゃん(モト冬樹)とまる子(森迫永依)の会話は面白い。
「あたしゃ、これから新しいおねぇさんに期待するもんね。」
「私とまる子は同じ家族だから。」

姉(福田麻由子)と妹のけんかしながらも心温まる会話がいい。
時に必殺仕事人、ときにベートーベンの運命。後ろに流れる曲がまた面白い。
「たまちゃん、あたし、あの瓶見つけて、たまちゃんに。ごめんね。」
たまちゃん(美山加恋)との友情を描いた原っぱのシーンもほのぼのしていてよかった。でもお鍋はどうなったのだろう。
昭和49年、古き良き時代の日本。この頃を描いた作品を見ていると、ほのぼのとした明るさの中に芯の強さがあって、元気が出てくる。
「僕が狙っているのはレディのハートだけさ。」
花輪君の小学生らしくない気障さが、富士山の光景とともに良き後味を残す作品であった。ずばり面白い!

まる子…森迫永依
たまちゃん…美山加恋
花輪君…馬宮輝
丸尾君…佐藤和也
浜崎君(はまじ)…米谷真一
ブー太郎…望月佳一
城ガ崎さん…奥之谷佳奈
みぎわさん…熊谷杏実
野口さん…甲野優美
藤木君…佐藤敦
永沢君…槇岡瞭介
おとうさん…高橋克実
おかあさん…清水ミチコ
おじいちゃん…モト冬樹
おねえちゃん…福田麻由子
おばあちゃん…市毛良枝

たまちゃん…美山加恋
戸川先生…笠井信輔

未来のまる子…木村カエラ
未来のはまじ…松本康太(レギュラー)
未来のたまちゃん…皆藤愛子