クロサギの感想

昨夜から山下智久君のクロサギがはじまった。
クロサギとは詐欺師を騙す詐欺師を意味し、警察用語で一般人を狙う男女詐欺師「シロサギ」アカサギと呼ぶのに対し、彼らを騙すと究極の詐欺師をクロサギと呼ぶらしい。ただ単に主人公の名前が黒崎だから「クロサキ」という噂もある。原作は「週刊ヤングサンデー」で夏原武と黒丸が連載中の人気漫画である。今日はその第1回目である。
サギシ、この言葉に私は深い思い入れがある。
私にとっての詐欺師といえば○○○○。この話はまた次回にして、この作品、野ブタの二人(山下君と堀北さん)が出ていて、脚本の設定も面白そうなので期待している。主題歌をその山下智久君が歌う抱いてセニョリータロックテイストでなかなかかっこいい曲である。
いきなり山下智久君と山崎努さん奥貫薫さん、そこに哀川翔さんが乗り込んでくるなんて危険な香りがするドラマだ。
「あなたも詐欺師なら新川って名前ぐらい知ってるんじゃないですか、教えたほうがあたなの身のためになると思うんですが。」
哀川翔さん、相変わらず声が渋すぎて怖い。
少年時代に、詐欺に遭い一家心中で家族を失った青年(山下智久君)が、人(カモ)を騙し金銭を巻き上げる詐欺師(シロサギ)を騙す手口は鮮やかだ。山下智久君の演技もいい。殻の演技にはエスキモーのCMのような大人の魅力が出てきた。
「法律は人を守ってくれない。まあちゃちな正義感振りかざしてもいいけどね。」
「あなたおかしい」
クロサギに子供の頃の記憶が蘇る。「父さん」
10億現金でくれと言ったときの杉田かおるの顔は怖かった。
掘北真希がちくったおかげで、詐欺が本当に成功するかドキドキする。騙したつもりが騙されて
「家族のために生きられないなら、人の親になんかなるんじゃねぇ」
警察にクロサギの面が割れ、黒崎の父をはめたのは本当は桂木(山崎努)ということまで第1回目でわかってしまった。ちょっと展開早すぎっ気もする。
「きれいごとでおまえのおじさんが救えたか。おまえのいっていることは全部建前なんだ。オレがこの世で一番嫌いなものは詐欺師だ。てめぇの欲望のために人を騙す、シロサギが大嫌いなんだ。この世にはびこるシロサギを1羽残らずオレが食ってやる」
山下君がそう言い放ちこのドラマは終わった。

キャスト
黒崎(クロサギ):山下智久
吉川氷柱(つらら)(大学生):堀北真希
白石(シロサギ):加藤浩次
三島ゆかり(大学生):市川由衣
大沢夕有子(大学院生):麗菜
黒崎の父(クロサギの父):杉本哲太
神志名将(エリート刑事):哀川翔
桃山哲次(刑事):田山涼成
桂木敏夫(フィクサー):山崎努
早瀬(桂木の助手):奥貫薫
新川波江(シロサギ):杉田かおる