西遊記最終巻天竺の感想

孫悟空香取慎吾)、沙悟浄内村光良)、猪八戒伊藤淳史)、三蔵法師深津絵里)たちは天竺を前にある貧しい村に辿り着く。
その三蔵法師の前に現れたのは天竺からの使者スクールウォーズ山下真司だった。さすが最終回ゲストも豪華だ。
最終回に幻翼大王(木村拓哉)をもう1回出して欲しいという意見もあったらしいが、西遊記の「続編」が「決定」した場合、幻翼大王との闘いこそ物語の核にも成り得る、「出し惜しみ」の意味合いから木村拓哉の再登場は無かったらしい。
天竺大来恩寺に立ちはだかる壁。妖怪は天竺には行けない。
「私はあなたたちと一緒でなければ行きません。」
「大丈夫、ここでお別れだ。ありがとう、お師匠さん!」
三蔵法師を一人天竺に行かせようとする孫悟空沙悟浄猪八戒。3人が涙目で見送る中天竺への門は閉まった。
「下々に生きるものたちは野蛮なものたち、そなたは死をもってお経となる」やっとめぐり合えた天竺の僧侶李玉(篠井英介)は怪しいくそ坊主だった。
凛々(水川あさみ)と老子大倉孝二)から死の儀式のことを知った孫悟空香取慎吾)は沙悟浄内村光良)、猪八戒伊藤淳史)を誘って天竺に乗り込むことを決意する。金魚(須藤理沙)の鐘が鳴る。
「一番大事なことは生き続けることだよ」
孫悟空の願いはむなしく三蔵法師は死をもって人のためになるお経を手に入れることを誓う。温かい仲間の手。三蔵法師が流した涙が。。。。
「勇気とは強い力のことではありません。人を思う強い心のことです。」
「大切なことは人々の心に中に書かれている。」
「がんばったやつは報われなきゃいけねえんだ。がんばったやつが報われる世の中でなきゃいけねえんだ。天竺だろうか、どこだろうがこの世で一番偉いのはがんばったやつだ」坂元裕二さんもいいこという。
そして最後に境正章が出てきた。なんと彼はお釈迦様であった。
西遊記はドラマではない、月9ではないと各方面で批判された番組ではあったが、仲間の大切さを歌ったシンプルでわかりやすい番組であったと思う。
ありがとう。孫悟空、ありがとう、西遊記