番外編 大阪弁の秘密

以前、わかぎゑふさんの大阪弁の秘密という本を紹介した。
大阪で生きて行くためにはまず「ええ加減にしないさい」というツッコッミを覚えないといけないらしい。
「あほちゃう」「ほなしょうか」「しゃーない」「信じられへんわ」
数ある大阪弁の中で私が注目したいのが「捨てる」の意味する「ほっといて」である。広く西日本では「ほかす」ともいう。
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なぜなら、これが最も日常的に使われている方言だからである。
「ちょーほっといて」と何か渡されたら、それをゴミ箱に捨てておいてという意味する。大阪で全国共通語だと思っている人もいるらしいが、明らかに方言である。
この「捨てる」。信州ではお爺ちゃん、お婆ちゃんが「ぶちゃる」といっている。東北や北海道では「なげる」というらしい。
沖縄では「シてぇーるン」という。ここまで来ればもう英語である。

また、大阪人は「お稲荷さん」、「おいもさん」、よく言葉の終わりにさんをつけたがる。
挨拶も「おはよう」ではなく「おはようさん」である。
確かに、この方が、愛嬌があっていい。我社の朝の挨拶はおはようにしたをつけ、「おはようした」と言う。別に過去形ではない。
なぜか、みな「おはよした」という。
同じ日本語でも各地域の方言から県民性を見ると面白い。

作者曰く、お笑いだけが大阪弁とちゃいますねん。大阪弁には長い歴史に裏づけられた文化がありますねん。プロ野球がもうすぐ開幕する。こうした視点で阪神タイガースを応援するのも面白い。