ytb_inst.dllを読み込み中にエラーの対処方法

我家のパソコンに、見知らぬエラーが出た。
「C:¥WINDOWS¥Downlo1\3721\ytb_inst.dllを読み込み中にエラーが発生しました。指定されたモジュールが見つかりません」
モジュールとは本来装置や機械を意味し、プログラムの場合はシステムを構成する特定の部分を意味する。プログラムは一つで大きなものを作るより、小さく分けて(モジュール化)組み合わせて作った方が効率いい。ちょうど積水ハウス大和ハウスが家を建てるとき、システムキッチンやトイレなどカタログから選んで組み合わせるようにプログラムはいろんなモジュールの組合せで動いている。
ということは上のメッセージは、ytb_inst.dllを読みにいったがそのプログラムが見つかりませんということを意味する。
なんだ、このytb_inst.dllというのは。
聞いたことがないと思いインターネットで検索する。
私は今、術後で左手がうまく使えないのでキーボードを打つにも一苦労だ。
このytb_inst.dllというプログラムはJWordとつながりがあるそうだ。JWordとはアドレスバーから日本語検索ができるフリーソフトである。
情報によればJWordをアンインストール(=プログラムの削除)すると治るとある。ならば簡単とJWordをアンイストールしようとすると、私のプログラムの追加と削除の一覧にJWordがない。既に削除されているようだ。
ではどうしたか。仕方がないので、レジストリ内でJWordを検索してみた。すると5件JWord JWORDを含む情報が見つかった。
どうやら以前行った削除のやり方がいけなかったのか、見かけのプログラムは削除できたが、レジストリ内の情報は削除できなかったことがこのエラーの原因のようである。
レジストリとはWindows上で利用される各種設定データを1つにまとめたものいう。わかりやすくいうとパソコンの機密情報がつまった場所、すなわち、素人が手を出してはいけない情報のことである。レジストリ内の情報を勝手に修正したり削除したりするとパソコンが動かなくなったりするので注意が必要だ。
私も素人に毛が生えた程度だが、一応システムを仕事としている。ここは覚悟を決め上記5ファイルを削除した。
恐る恐る再起動したが、エラーは出なくなり、パソコンも難なく動いている。これで一安心。
ちなみにJWordCnsMinというモジュールを中心に複数のファイルから構成されている。一部のスパイウェア駆除ソフトにはこのCnsMinスパイウェアとして認識してしまうものがあるらしい。私の使っているAD-AWAREもCnsMinスパイウェアと認識した。
開発元やセキュリティーソフト販売会社マカフィーに聞いたところ、パソコン内にCnsMinは存在しても問題ないという。ただ気になる人は私のようにJWORDのプログラムを外すしか手はないようだ。
(参考)はてなでJWORDについて解説しているページhttp://d.hatena.ne.jp/keyword/JWord