深呼吸の必要の感想

すごいさとうきび畑だなあ。
私が最初にこの映画を見た感想である。
なんくるないさー(どうってことない)
この映画はきび刈り隊募集”告知に応募してやってきた若者が沖縄の離島で黙々とさとうきびを刈る物語である。
と書くとつまらない映画に聞こえるかもしれないがそうでもない。
まぶしい太陽、どこまでも続く青い空、蒼い海。
「一生懸命働いて、食べて、寝る。そうすれば朝は来るんだ。」
長澤まさみの言葉が胸に残った。
「会社とか何かに縛れらて生きる生き方できない。」
大森南朋の言葉ではないが、1日何も考えず汗を流す生活をすれば、会社生活での嫌なことも忘れられ、普段心にたまった埃が落とせるのかもしれない。
作品の中で何度も繰り返されるおじさんの「なんくるないさー」という言葉が温かく、そして優しく心に響く。
だめになったら、またはじめからやり直せばいい。
今回は自分で自分を派遣したんだ。
最後はちょっと物足りない感じもしたが、この映画は私にこんな名言を残してくれた。
監督:篠原哲雄
出演:香里奈谷原章介成宮寛貴金子さやか久遠さやか長澤まさみ
音楽:小林武史/主題歌:MY LITTLE LOVER