アンフェア 第3話の感想

か弱きものが殺される。
次の殺人は3日後 入札価格は1億円
(途中からなぜか2億5千万にあがっていた なんで(・・;))
昨夜、秦建日子さん原作、篠原涼子さんのアンフェアを見た。
秦建日子さんの推理小説だけあった、展開が読みにくい。
一体犯人は誰なのか。
娘の美央(向井地美音)ちゃんまで殺されてしまうのか。
心地よいフラストレーションを残したままエンドロールが流れる。
「あの小説を書いたのはあなた」
「僕は  。。。やってませんから」
私は2話で犯人は雑誌編集者の瀬崎(西島秀俊)だと睨んでいたが、雪平(篠原涼子)と瀬崎のこの会話でその線も薄くなってしまった。
となると犯人はやはり家政婦の牧村(木村多江)なのか、
それともミステリー作家の久留米(井上順)か
第2話では影が薄くなってしまったTH(眞島秀和)か
久留米と牧村は実は不倫していて,金目的にTHを使って犯行を計画したなんてのも考えれられる。
新聞社か警察の内部に、だれか犯人が別にいるのか。
意表をついて捜査一課の小久保係長(阿部サダヲ)が犯人だったら面白い。
原作を読んでないと犯人探しを考える楽しみが増える。
ドラマを見て思ったのだが、篠原涼子さんの全裸で新聞を読むシーンが毎回出てくるがあれは毎回必要だろうか。最初見たときドキっとしたが、2回目からはあまり必要ない気がしてきた。視聴者へのサービスの意味とは思うが、もう少し違った演出の仕方を考えてもいい気がした。
そんな中、香川照之さんは毎回渋さが増している。
「ありがとう」
佐藤(香川照之)が家政婦の牧村に言う台詞はシンプルだがカッコいい。
香川照之さんを見ていると、江口洋介さん、松嶋菜々子さん、大泉洋さんらと競演した「救命病棟24時」の黒木春正先生を思い出す。
私としては、少し室井審議官(柳葉敏郎)とかぶるかもしれないが、是非、本広克行監督の踊る大走査線シリーズにも出て欲しい。
今回、残念だったのが、寺島進さんが出るシーンがちょっとだけだったことと、小林麻央さんが写真サイズの出演になったことだ。(死んでるから当然だ)
逆に面白かったのは捜査一課で真面目に話している、阿部サダヲさんと濱田マリさんの二人。彼らが真面目に話をしているのをなぜか笑ってしまう。
加藤雅也さんの怪しげな服装(スカーフを頭に巻くのはどうかと思うが)も笑えた。
「はい、捜査一課」
「焼肉弁当売り切れちゃっているのですけど」
瑛太君の印象に残る台詞はこれだけだったが面白い。しかし、彼はだんだんとちょい役に追いやられていく気がするのは私だけだろうか。
トータル的にアンフェアは面白い。久々の本格推理ドラマである。
来週いよいよ犯人がわかる。
アンフェアなのは誰なのか。思いもかけない人物を早く見てみたい。