免疫革命 病気にならない方法

大学の大先輩であったので安保教授の本を読んでみた。
この本の要点を端的にいうと、ガンや生活習慣病にならないようにするにはストレスのない生活を送って免疫力を高めるべきだといっている。
その免疫力を高める方法として白血球について説明し、その中のリンパ球の比率を高めると病気になりにくくなると解説している。
白血球の顆粒球が増えると交感神経が活発になる。
リンパ球が増えると副交感神経が活発になる。
交感神経が活発になると活性酸素が大量に発生しガンになりやすくなる。
だから、爪もみなどをして、副交感神経を活発化させるとストレスが減り、ガンになりにくくなると先生は説いている。
大学の大先輩であるのでとても言いにくいのだが少々胡散臭い。
白血球とは外から入ってきた、ばい菌やウィルスを退治してくれるとても大事な血液中の細胞である。この白血球はリンパ球と顆粒球からなる。
たとえば、人の体にウィルスなどの敵が侵入してきた場合、直接敵を退治して食べてしまう兵隊が顆粒球、この兵隊を指揮し、時にはミサイルのような飛び道具まで使って敵をやつけることができるのがリンパ球である。
顆粒球は敵を退治した後死んでしまうので、その死骸から正常な細胞を傷つける活性酸素が発生する。この活性酸素が病気の原因になる。
おっしゃっていることは確かにそうだ。しかし、ストレス解消とガンにならないとの因果関係がこの本だけでは不足していて、臨床例を聞いても本当にそうかなと思ってしまう。
違う本だがアルバート・アインスタイン医科大学外科教授新谷教授の本の方が私にはしっくりきた。