逃亡者木島丈一郎の秘密

少し遅れてしまったが逃亡者木島丈一郎を見た。結論から言うと
すごーく楽しめた。
この作品はある意味今年の春、夏に公開された交渉人 真下正義容疑者 室井慎次よりも面白い。
木島丈一郎とは交渉人 真下正義の中で人気となった警視庁捜査一課の刑事である。
彼を主人公に出来たのが逃亡者 木島丈一郎である。
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**ストーリー
あの地下鉄事件の二ヶ月前、真下(ユースケサンタマリア)と共にある人質事件を強行突破で解決した木島(寺島進)だったが、警察上層部の稲垣監理官(段田安則)は犯人でなく人質だった少年(篠田祐馬)の身柄引き渡しを要求してくる。
それを不審に感じた木島は、少年と共に警察組織から逃げ回ることになる。


**交渉人 真下正義の秘密が解ける
この作品を見ると
なぜ木島警視は制服ではなく、ドカジャンを着ていたのか。
真下の交渉課はまだ準備室なのになぜ地下鉄事件のような大きな事件が任されたのか。
なぜ、「今日はクリスマスイブだぞ、バカヤロー」なのか。
なぜ木島は真下を信頼しているのか。
班長松重豊)は爆弾装置の線を切るのになぜあの色を選んだのか。
交渉人真下正義に出てくる脇役の背景

などがわかる。
さすがフジテレビ。交渉人 真下正義がまた見たくなる作品を作った。


**何が面白いって(*^_^*)

「おめえ友達いねぇだろ」
「ちょっと浮いてるだけだよ。おじさんはいるの」
「俺はなあ、親兄弟、奥さんも子供もいないんだ、猫だけだよ」
「その猫名前なんていうの」
「タマ」
サザエさん、みたいだね」
「ほっとけドロボー」
人情味あふれる木島警視(寺島進)と目撃者の子供吉村遼君(篠田祐馬)のこんな会話に吹き出し、二人の光景に思わず微笑んでしまう。
そうかと思うとちゃんと泣かせるシーンもある。
部下の倉橋(ムロツヨシ)の間抜けさや小料理屋のみつこさん(森口瑤子)の演技も良かった。犯人役で元男闘呼組高橋和也君が出ていた。懐かしい。
本広克行さんはプロデュースがうまいし、新人監督波多野貴文さんも実に良い作品を作った。脚本は踊るシリーズを手がけている十川誠志。面白いはずだ。
個人的には木島の渡そうとした指輪の行方が気になる。

交渉人 真下正義をまだ見てない人も、一度映画館で見てまたDVDで見たいと思っている人も面白いので是非お勧めの作品だ。

真下正義の感想⇒⇒⇒こちらもご覧下さい
(参考)今年の踊るシリーズの観客動員数
「交渉人・真下正義
興行収入 42億 観客動員 300万人
『容疑者・室井慎次
 興行収入 35億 観客動員 262万人