大峰城とシジュウカラ

sakurasaku20052005-12-01

晴れ渡った空。白い雲。
バス停を降りると、目の前の山の頂に大峰城がみえる。
末広町から北石堂町の小道の合間を縫って、その城は見える。
長野市内からは至るところで大峰城は見えると聞いていたが、通勤途中のこんな身近なところにこんな良い絵になる場所があるとは知らなかった。
目を広げれば身近な場所にも小さな発見がある。
ピッピー。ツピピピピ。細い鳴き声が聞こえる。
白い頬、のどから腹にかけて黒いネクタイ模様。
ビルの屋根から緑黄色のスーツを来たシジュウカラがあらわれた。
ネクタイの線が太いのでたぶんこれは雄だろう。
「どんなに裸になろうとも男のたしなみとしてネクタイだけは外しちゃいけない。」
宴会の席で上半身裸になりネクタイだけ着て歌をうたっていた先輩のK氏の言葉が蘇る。シジュウカラも男のたしなみはわきまえているようだ。
なんだかスキップしたい気持ちを押え、通勤者の波に消える。

シジュウカラ
スズメ目シジュウカラ
首から上が黒く、頬は白い。上背は緑黄色、背は青灰色。
喉から腹にかけて中央部は黒い。種子、昆虫、クモを食べる。
囀りはツピッピッピ、地鳴きはチーチー、ジュクジュク。