本多信一の心の整理が上手い人・下手な人

できることはできないでよい。嫌いなものは嫌いでよい。
やりたくないことはご免こうむろう。
失敗したって殺されるわけではあるまい。


私は本多信一さんの本が好きで、何冊か読んでいる。この本は心の整理をうまくすることで人生をプラスに発想していく方法が氏の経験からいくつか述べられている。
人間は悩むから足りないものがあるから育っていく。
氏の発想の根底にはこれがある。
私がこの本から学んだのは「何をするか」「何をしたいか」を考えるのではなく、「しないことを決めておくことが大事」という考え方。
寿命を80年と考えれば意外に人生は短い。
10年で1人前になれると思えば成人してからやれることは3つか4つだ。
それならば、自分の適性を考え、何をしないかを決めておくことは確かに大切なことである。
少し説明がくどい所もあるが本多信一さんの人柄を感じる本である。