ハクセキレイ

チュイチュイ、チィチィン。
見上げると電柱の上にハクセキレイが止まっている。
白い顔に灰色の背中。ハクセキレイはスズメ目セキレイ科の鳥だ。
雀と同じくらいの大きさだが、腹の部分が白く愛らしい。
10年以上長野に住んでいたが最近までこの鳥の名前がわからなかった。
よーく見ると何か語りたげに首を動かしている。
何をいいたいのかな。
私はその鳥に耳を傾けるけど、さすがに鳥語はわからない。
私の好きな本多信一さんは猫語や犬語がわかって友達になれるというが、訓練すれば私も鳥語がわかるようになるのだろうか。
心理学では今一番なりたい動物がその人のストレス(なりたいもの)になるらしい。
私は大空を自由に羽ばたく鳥だから自由を求めているのだろうな。
そんな思いでハクセキレイに語りかける。
でも通じない。