長野県出身の著名人と一茶ゆかりの里
自然は心の鏡である。
東山魁夷館のポスターにあるこの言葉が私は好きだ。
昨日、松川渓谷の帰りに高山村の一茶ゆかりの里に立ち寄った。
あまりに美しい紅葉を見て、急に俳句の世界を触れたくなった。
小林一茶は信濃町柏原出身の有名な俳人だ。
私が他に長野県出身の知っている著名人は島崎藤村、真田幸村、木曽義仲ぐらいだ。
長野県出身の著名人
芸能人では峰竜太(上伊那郡下条村)、美川憲一(諏訪市)、清水アキラ(山之内町)
滝沢沙織(松本市)中島史江(須坂市)、斎藤陽子(長野市)乙葉(池田町)
歌手でH2O(上田市)秋本奈緒美(松本市)
作家では猪瀬直樹(長野市)新田次郎、池田満寿夫、田中康夫
映画監督でALWAYSの山崎貴
創作家で草間弥生(松本市)
うん?こう考えると結構いるものだ。
話はそれたが、高山村は彼の門人「久保田春耕」がいた村であり、晩年一茶はよくこの春耕のところに訪れたそうだ。
この春耕が一茶のために造った離れ家がゆかりの里には再現されている。
受付の女性スタッフの人が親切にわざわざ館内を案内してくれた。
まず1階で目を引くのが、一茶の生涯を綴った年表とその生涯を木目込人形と映像を使って紹介されるブース。
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我と来て 遊べや親の ない雀
父ありて あけぼのみたし 青田原
初夢に 故郷を見て 涙かな
これがまあ ついの栖かか 雪五尺<<映像は20分ほどだが、節々に一茶の句が紹介され、一茶の生涯がとてもわかりやすく学べる。
芭蕉は自然を愛し、一茶は人を愛した。
小さい頃母に先立たれ、義母との葛藤に苦しんだ一茶の句にはどこか哀愁がある。
2階では父の終焉日記をわかりやすくアニメで紹介してくれる。
ここもその女性スタッフが案内してくれた。
アニメなのに妙に見入ってしまう。
私たち出てくる時にはすっかり一茶通になっていた。
なんとその女性帰るときも丁寧に見送りまでしてくれた。
高山村(今は長野市)はとても教育の行き届いた所だ。
長野県人ならもう少し一茶のことを勉強したいと思った。
http://www.vill.takayama.nagano.jp/hp/page000000400/hpg000000338.htm