「なんや」と思いながら印象に残っている絵本

「絵本を探しているの」先日こう相談された。
「絵本かいのこととか聞いているうちにね、久しぶりに読みたくなった絵本があるの。木と少年の話でね。木がきられちゃうの。なんか悲しいお話なのだけど、すごく印象に残っているの」
そこまで聞いて、この絵本に間違いないと確信した。

おおきな木

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与えること、無償の愛をうたったシェル・シルヴァスタインの名作。
はじめてこの絵本を読んだとき、ネタバレになるからあまり話せないけど、「なんじゃこれ」と思ったんだよ。
そこまでする木の気持ちがよくわからなかった。


大人になって何度も読み返すうちにね。ちょっとだけわかったことがあるんだ。
本当につらいのは、病気になったり、何かを失ったりしたときじゃないんだ。
ほんとうにつらいのは・・・
誰からも必要とされなくなったとき・・・
今日も最後まで読んでくれてありがとう。