きれいな散文詩。預言者

土曜日の昼下がり、大切な友人に借りた音楽を聴きながら、僕は本を読んだ。
イスラエルの詩人。カリール、ジブランの「預言者」。

預言者

預言者


僕に合うと、薦めてくれた。
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なんて、いうんだろう。
言葉の響きがとてもきれいで、目の前に、灼熱の太陽に照らされた葡萄畑が広がるような素敵な散文詩だ。


とても美しい文章なので、ちょっとだけ紹介したい。

そこでひとりの機織りがいた。
お話し下さい。着物について。
アルムスタファはこたえていった。
着物を隠すのは醜さよりも美しさ。
人目をふれない自由な世界を着物に求めても、そこには鎧と鎖があるだけ。
あなたがもっと肌を多く、着物を少なくして、太陽と風に出遭えたなら。
なぜなら、生命の息の陽の光のうちに、生命の手は風のうちにこそあるのですから。


「着物が隠しているのは美しさ」という感性に、惹かれた。
飾らない、ありのままの自分でいようよ。そんなメッセージが聞こえてきたから♪


4月24日土曜日。天気晴れ。
太陽がまぶしく、春の風がやさしくほほをなでていく。今日も最後までよんでくれてありがとう。