エピソード2 荒俣宏さんのお話

昨日ブログで脳のリハビリをしたので、今日はジムで体のリハビリをしてきた。
試しに体重計にのって・・・驚いた。
体重が・・・まるっきし、減ってない_| ̄|○
丸2日間、飲まず食わずだったのに(-_-)/~~~キャー!ヤメテー!
さて、昨日の続きを話そう。荒俣宏さんの講演。
テーマは「自分の中の埋蔵金を発掘するには」面白かったのはその視点。還暦になって初めたというスキューバダイビングを例に哲学を語っていた。(写真は沖縄の海)


「僕はね。60歳で初めてダイビングを始めたんです。驚きましたね。僕らの年代でダイビングをやるとね。気づきました。」
「ダイビングはね・・・哲学なんですよ。」←なんやそれと聞いているとテンポ良く続ける。
ダイビングでは中性浮力が大事です。中性浮力とは海水の中で浮きも沈みもしない状態。それがね。僕みたいな素人がやるとなかなか止まっていられない。浮き沈みが激しくて、エア(空気)がすぐなくなっちゃう。僕はダイビングをやって気づきました。人生も、なるべく浮き沈みなく平然としていた方がいい。ガハハハハハ・・


それにスキューバは恋・・・そのものということにも気づきました」←($・・)/~~~話の面白さに唖然
「素人はまず、海底でね。まっすぐ行って、まっすぐ帰ってくる練習をする。これがまた難しい。海の中では潮に流されてすぐ自分の場所がわかんなくなっちゃうんですよ。脇を見たり、欲張って最短距離を行こうとすると自分の場所に戻れなくなっちゃう。段々とステップを踏むのが大事なんですよ。」
「ほら、恋と一緒だ。一途な方が成功する・・・ガハハハ」
「ダイビングで大切なのは「知ったかぶりしない」、「いいところをみせない」。「無理しない」。「見栄を張らない」。そういう人はリーダーになれません。だって、間違った方向に案内したら全員死んじゃうから・・だからね。人生と一緒でしょ。ダイビングは哲学そのものなんです。」
真面目にこんな話をされると・・・・正直、ウケた。
IT業界の講演にこんな面白い話をひっさげるなんてずるいとも思ったが(笑)、荒俣宏さん、テレビでは、ただのマニアックなおじさんだと思っていたが、失礼した。只者ではない。

他にも水木しげるさんとニューギニアの奥地へと出かけ死にそうになった話や、ガーミンという手のひらサイズのカーナビを手に自分の運転で、ダヴィンチの謎を追い求めてミラノ・ボローニャを旅した話など、彼は未だに冒険心満載。話しているときは子供のように楽しそうだった。自分自身の埋蔵金はいくつになってもチャレンジする精神とそれを楽しむ遊び心にある・・ことを教わった。
楽しんで生きている人はいくつになっても素敵に見える。


おかげで後から若手技術者が話した最新技術の研究発表が記憶に残らなかった・・(ごめん)
ほんとアリャマタ困った・・・・・おあとがよろしい?・・よくないようで( 一一)駄文失礼つかまつる。