秋の絶景米子大瀑布

米子大瀑布に行ってきた。
50mを超える滝のことを瀑布と呼ぶそうだ。
不動の滝と権現の滝からなる。不動の滝が落差85m、権現の滝が75m。1500mの山の上にあり、この時期紅葉がとても美しい。(写真参照。ほんとはもっと美しく見えたが、僕の写真の腕では限界だ_| ̄|○)


この時期交通規制がひかれているので、須坂市の温泉施設「湯っ蔵んど」からバスに揺られて約1時間。
カーテン越しから見る、渓谷に広がるカエデやブナ、トチの木などの広葉樹林
カルデラの岩にのった紅や黄金に似染まった木々たちは、これ以上の『美』は地上にないように見える(笑)。


駐車場から滝まではたった800m。なにの細く急こう配を坂道は辛い。あまりの深山幽谷に獅子神さまでも出てきそうだ(^_^メ)
ふぅ〜、米子川を眺めながら登ること30分。米子不動尊奥の院につく。そこから、根子岳に向ってさらに10分。

驚いた。
頂上に開けた視界は
パンフレットには「渓谷の詩があなたを癒す」とあったが、癒すどころではない。感動で時間が止まると、そこは・・
小人がでてくるおとぎな国のようだった。(写真左)
錦絵のような紅葉。僕には先日横浜でみた源氏物語十二単を着たみやびやかな女性たちが青空を駆け抜けているように見えた。



その者青き衣をまといて金色の野に降り立つべし。失われし大地との絆をむすび、 ついに人々を青き清浄の地に導かん。

宮崎駿監督好きの僕としてはついついこんなセリフが出てきてしまう(汗


帰りに米子不動尊奥の院から200m進み「不動の滝」がまじかに見た。
彼女はこの辺で完全にグロッキーだったので一人でいった。
この滝は古くから修験者の「みそぎの場」として知られ、今でも「滝行」に訪れる人もいるそうだ。宮沢賢治の風の方城先生が好きそうな場所である。
ひゃ〜、また声をあげてしまった。
パンフレットに「まるでレースのカーテンのように風になびき、声をあげる人を包む」とあったが、断崖から流れ落ちる滝が木の葉のように舞い落ちて、僕を包みこんでしまった。おじさん一人感嘆していたら、周りにはカップルばかりでちょっと視線が痛かった。
でもいい休日だった(^^♪