世界のしかけ絵本展

ロバート・サブダの世界展にいってきた。
きっかけは長野の絵本作家であり創作家でもあるたかぎあけみさんがブログで紹介されていたから・・
15日までと聞いてその夜、慌てて会社をふけた・・汗


そのロバート・サブタさんは紙の魔術師と呼ばれているポップアート絵本の第一人者。
僕的に表現すると「飛び出す絵本」の天才だ。
彼は大工の息子として昔からモノづくりには興味があり、嫌いな歯医者にいった時、飛び出す絵本を見て夢中になり、嫌な気持ちがふっとんだことがこの道に進むきっかけだったという。
会場には「不思議な国のアリス」や「オズの魔法使いなど彼の代表作が大きなしかけ絵本となり展示されていた。
ボタンを押すとその巨大な絵本が自動的に開き、見事なポップアートが再現される。
素晴らしい(^^♪



「不思議な国のアリス」のブースでは絵本とともに物語が流されていた。
「あなたたちなんか所詮トランプじゃない」彼女の言葉が印象的だ。(写真:左)
余談だが、僕は子供の頃、ルイス・キャロルのこの物語を読んで、自分はうさぎだと信じていた頃がある。
朝起きたら僕は「三日月うさぎ」だった。
チョッキを着て、懐中時計を持ち、森の入口で少女を待っている。・・気がつくと、本当に森の中でチョッキをきていた。どうしてここに来たのか覚えていない。当時、どこまでが夢でどこまでが現実がわからなかった。今でのあの感覚は残っている。
不思議な国のアリスを見るたびに、あの頃のノスタルジックでちょっと恐怖に満ちた感覚が僕の体を、リトマス試験紙に酸を入れたように赤く染めていく。
話を元に戻そう。
この展示会で僕の特にお気に入りは「オズの魔法使い」のエメラルドの城だ。
このゴールデングリーンに光り輝く姿が美しい。(写真:右)
しかけ絵本が凄いと思うのは豪華に展開する絵も素晴らしいが、それがきちんと元の状態にしまわれるところだ。
整然と美しく閉じられた姿がまた美しい。
残念ながら15日で展示会は終わってしまったが、彼の絵本は本屋でも買える(^^♪。
ちょっと気の早いクリスマスプレゼントにどうだろう?
勿論、僕に贈ってくれても構わない(笑)