源氏物語特別展in横浜美術館

「えー、半そで止めちゃったんですか」
久しぶりに会社に行ったら真っ先に女の子にそう聞かれた。
「僕も大人だから・・・(*^_^*)、そろそろ周りの環境に合わせないと」
そう答えると、彼女は残念そうにつぶやいた
「折角、半そで友の会に入ったのに・・・・」
半そで友の会?????・・・
見ると彼女が半そでだった(^_^.)


横浜で空いた時間に「源氏物語千年展」を見た。http://genji1000.jp/


紫式部源氏物語を書いたのは西暦1008年、今年で丁度1000年になる。
全54帖に渡る物語。
僕が興味を持ったのは、その芸術性もさることながら、人の心に1000年も語り継がれる物語の背景が知りたかったから。
美術館にそのヒントを求めた。
館内には古書をはじめ、調度品、十二単、屏風絵や源氏物語を題材にした日本画等が展示してあった。
僕が印象に残ったのは61番の狩野養信作図屏風
106番千代姫婚礼調度胡蝶蒔絵挟箱
いずれにしても色使いが美しい。とても雅やかな感じがした。
それから上村松園が書いた六条御息所「焔」線が細いがあの恨めしい顔は
桐壺、藤壺、空蝉、夕顔、紫の上、六条御息所、葵の上、明石の君、朧月夜、末摘花、花散里、女三宮・・
光源氏を取り巻く女性たち・・・
源氏物語には実に430人もが登場する。この物語が語り継がれるのは1000年前から嫉妬や恋愛・・人間の心は変わらないからだと僕は思っている。
1000年語り継がれた恋愛小説。そして歴史が紡ぎだす文化の品々・・・
素敵な展示会だった。

あなたは源氏物語で誰の興味を抱くだろう。
僕は・・・(つづく)

お詫び

文中に何箇所か誤字がありました。謹んで訂正します。