コオロギの気持ち

すっかり秋となった。
読書の秋、文化の秋、スポーツの秋、そして食欲の秋・・・汗

I stop to listen the cricket has done the same(立ち止まって耳をすますコオロギも、耳をすましている)Arizona Zipper


 この川柳。秋の風物詩を虫の声をコオロギの視点からも見ているところが面白い。
日経コンピュータで「声に出して読みたい日本語」の著者齋藤孝さんは
ITは頭じゃなく身体から入れようと提唱していた。
たとえば、何かを考える前に軽くジャンプする。
たとえば、チームでディスカッションする前に、メンバー同士で拍手やハイタッチをしよう。
頭だけでどうこうと議論していても、なかなか効率があがらない。物事に向かう構えができていれば、短い時間で効率よく物事を吸収できる。経験上、それには身体を動かすことが一等早いからだそうだ。
とてもおもしろい考え方だと思う。
個人的には会議は、ハイタッチではじめてもいいと思っているが、日本の職場環境ではなかなか許してくれないようだ(笑)
僕自身、昔は一匹狼のような仕事の進め方をしていたが、いまは、仕事は「チーム」ですることを心がけている(というかその方が性にあう)
その中で大事にしているのは「一体感」
理由は簡単。一体感は安心感を生むからだ。
安心感ある職場は自由に物事が言える。言いたいことを言えるチームは個々の能力を最大限引き出す。そう思っている。だから、意識的に「それいいね」「大丈夫、できるって」と声をかけるようにしている。
まあ、僕一人がそういっても何の効果もないのだが、言葉のチカラは不思議なものだ。段々と回りも同じ言葉をいうようになる。
口の悪い人はそれを「洗脳」と呼ぶが、僕は勝手に「感動」と呼んでいる・・・(*^_^*)
どんな論理的で効率的とわかっていても、人は最後は感情て動く・・・・そう思っているから(笑)
一度相手の立場になって考えてみると、その感情がみえてくる。
そうすると相手がなぜこのようにいうのかがスッと頭にはいってくることがある。だからその場の感情で昔ほど怒らなくなった。
このことがいいか、わるいかはわからない。


そう考えると一度草の上に寝転がってコオロギの気持ちになってみようかな。コオロギの気持ちがわかるかもしれない(笑)
冗談はさておき、今日から10月。今月もよろしゅう願います。