優しい気持ちになるフレグランス

昨日珈琲を紹介したが、香りというのは不思議なものだ。
そのちょっと嗅いだ香りがそのときの気分を一新してくれることがある。
そんなとき思う。
目に見える風景と心の中の風景は違うんだなぁ。って
美にはいろんな観念があっていいと思う。


外見の美しさも魅力的だが、僕は香りのような内面からにじみ出る美しさの方が心に刻まれる。
今日はそんな香りの話をしよう。
アロマテラピーという言葉が流行っているように、香りには癒しやリラックスの効果があると言われているが、僕は香りには美と華やかさを感じる。
いい香りに出逢ったとき、抱きしめたくなるようななんとも言えない優しい気持ちになれる。(勿論ほんとにしないので悪しからず)
先日、ある方から自家製のオリジナルの香水を頂いた。
まずはスプレーでしゅっとかけてみた。
ほんのり甘い香りがする。
決して強い香りではない。大人のしとやかな甘い香り。

水晶の珠を香水で暖ためて、掌へ握ってみたような心持ちの美人

夏目漱石の「坊ちゃん」日傘をさした白いドレスの貴婦人が目に浮かぶそんな香りがした(ごめん、わかりにくいかな)
自然の香りと違ってフレグランスは不思議だ。
トップノードからミドルノードにつれ(=時間がたつにつれ)変化する。この香りは凛とした強いしなやかな香りに変わっていく
それとともに一抹の寂しさを人肌に残していく・・

素敵な香り。
あなたにとって落ち着く香りってなんだろう?