それは仕様です。

sakurasaku20052007-12-01

それは仕様です*1
僕らの業界ではよくこの言葉が使われる。
「設計時の仕様通りだから不具合ではありません」という意味で、そのシステムがうまくいかないのは自分たちの責任ではないことを意味する。
大手IT企業F社ともN社とも長い付き合いだが、昔から何か問題が起こるとその言葉で遮られた。とても拒絶された感じがして嫌な気持ちなったものだ。(一概にそうでないため、使わない関係者の方ごめんなさい)
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僕らはトラブルメーカーと揶揄されているが、まだ、この言葉を使ったことがない。常に変化する顧客の要望は受け入れている。
決していいことではないが、これが僕らの戦略「差別化」としての存在価値となっている。
コンピュータを動かす、すなわちシステムの設計というには実に難しい。
なぜかというと、コンピュータで使う言葉と、僕らが普段使うこと言葉ではサンスクリット語ウチナーグチ(沖縄方言)ぐらい違うからだ。
利用者はコンピュータの言葉がわからないし、設計者は利用者が何をしたいのかわからない。どの企業にも方言のような文化があって、それを外部の人間が訳して業務に即したシステムを作ることは不可能に近い。
よく、「○○ソリューション。あなたの企業の悩みを解決する」というキャッチコピーを見るが、あれは・・・・ウソである(汗)。
顧客である利用者がきちんと業務を整理しておかないと、いくら優秀なSEがいてもいいシステムはできない。


上司からはよく「もう二度とミスはしないように」と言われる。
だけど「〜するな」という言葉は抑圧でしかなく、しないように気をつければつけるほど、同じことを繰り返してしまうことを僕は知っている。どうせならもっと具体的に「○○しないさい」っていった方がミスはしない。
まあ、麻呂様やU君は僕がいくら具体的指示をしても全く違うことをしてしまうから彼らにあまり効果はない・・(汗)
「人に迷惑はかけないように」「人の悪口は言わないように」「ネガティブはだめ」こうした言葉をよく耳にするが、僕はあまり好きではない。
「〜しないように」というと人間はその言葉にプレッシャーを感じ、逆にしてしまうことが多いからだ。なぜ「〜しないようにするか」というと「そうせざるを得ない自分」がいるからだ。


いいじゃない。人に迷惑かけたって。その分自分も人に何かをしてあげたら・・・
いいじゃない悪口言ったって。それでその人の嫌なこと忘れられるなら・・・
・・。こんな風に思う。まあ、ちょっとひねている僕ならではの価値観かもしれないが・・(汗)
悪い感情を一生抱かない人間なぞいない。たまにはブラックな自分もあっていい・・・と僕は思う(^v^)。


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