坂東眞理子さんの女性の品格

強く優しく美しく、そして賢く
方城先生も読んだと聞き、Kちゃんに借りて読んだ本。男性が読んでもとても面白かった。
人生は「グラス半分のワイン」空でもないが満杯でもない。
仕事でもお給料でも、同僚でも、上司や部下でも・・・
不満足なところを数えていたらそれはよくなるでしょうか。

女性の品格 (PHP新書)

女性の品格 (PHP新書)

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彼女のこんな考え方には大きな共感を覚えた。一度もお会いしたことがないが多分素敵な女性だと思う。
前半はマナーや言葉使い、衣装などの装いについて書かれていた、オトコの僕には少し眠くなったが、後半の品格のある暮らし、品格のある人間関係、品格のある行動・生き方は大いに役立った。

  • 行きつけの店を持つ。
  • 自分への投資はケチケチしない。
  • 心をこめて褒める。感謝はすぐ表す
  • 家族の愚痴は言わない

こんなところは僕が普段から心がけていることだったので、何か後ろから後押しされた気分になった。逆に

  • 無料のものはもらわない
  • 花の名前を知っている
  • 得意料理を持つ
  • 仲間だけで群れない
  • 役不足を嫌がらない

なんて、自分にないところをつかれて、はっとした。品格って言葉は一見素敵に見えて、その実、具体的には何のことだかわからなかった。彼女の言葉の裏側には自分らしく生きるヒントが隠されている。
彼女は若い頃米国に行き、「金持ちになりたい」「成功したい」欲望を抑えないアメリカ人の気質にさわやかさを覚えたという。僕も若い頃、欲望を抑えない自分にさわやかさを持っていた・・・(汗)
だが、彼女は競争社会、格差社会になった今、調和を尊び、共の生きることで悟りを開く東洋の思想の方が人間はずっと幸せになると思っているそうだ。僕もそう思う。
彼女は人間として大事なのは基礎力だという。
基礎力とは自分の行動や生き方に芯となる軸を持つこと。損をしても正しいことをする強さだそうだ。
他人と比べるのではなく等身大の自分、うぬぼれず、かといって卑下もしないそんな自分になりたい・・・・・ってことを感じさせる本だった(笑)。