怒りについて 最終章

昨日、怒りについて「忘れる」という技術について書いた。
皆さんから、怒ったとき、キレそうになった時の対処方法として、「一時的にぷちっときても、すぐ忘れて違うこと考えてる」「人のいないところで爆発させる」『寝て忘れる』「怒ってる時間がもったいない」などたくさんの素敵なご意見を頂いた。
中でも美麗華旅は君平さまの「愚痴を言って気分が悪くなったら、花を見に行って」という言葉は印象に残った(笑)
夕香さんが言ってくれたようにお互い笑いあえたら一等いい。

一歩前へ♪〜応援ありがとう♪甲信越人気blogランキング
ヒトラーを憎むとき、あなたはヒトラーのようになる。アルバート・エリスさんの『怒りをコントロールできる人、できない人』の中の言葉である。
人生を楽しく生きるためには、怒りや悲しみの感情をうまく付き合うことがいい。
でも、その感情とうまく付き合えないとき、特に相手からの言葉に傷ついたときのことを今日は書きたい。
私は、一人だけで抱え込まないこと、あまり、がんばりすぎないことが大切だと思う。それに、白黒もはっきり、つけたがらない方がいい。
生き方にはいい(白)か悪い(黒)の2通りだけではない。空を見ればわかるように、自然にはたくさんの色がある。それと同じくらい人生にはいろんな色がある。
だから、あいまいなものは、あいまいなままでもいい。
灰色だって、群青色だってあっていいのだ。

そして、自分が傷ついたと感じたとき、その傷ついたかどうかは自分にしかわからない。
もしそのことで真剣に悩んでいる時友人に「大丈夫?」と聞かれたとき、「大丈夫」と答えたなら、あなたはきっと優しい人だろう。
でも、それはいけない。本当の自分は『大丈夫じゃない』と知っているはずだから。
そんなとき、「人には甘えてはいけない」、とか「愚痴を言ったら相手が迷惑する」なんて心の中で思っていないだろうか。
私は友達に悩みを相談することを愚痴だと思わない。
むしろ「ありがとう」といって、悩みを打ち明けてくれた方がその友達も喜ぶはずだ。
何かの原因で怒りや悲しみが心に満ち溢れたとき、誰かにその言葉を聞いてもらおう。別に、このブログだって構わない。きっと、あなた自身も相談された人にも何か大切なものを運んでくれる。
そのとき感じた感謝の気持ちをあなたも他の誰かに伝えよう。「ありがとう」「おかげさま」この感謝の気持ちを持つと世の中、とても楽しく明るくなる。
毎日、朝を迎えることだけでも感謝できるようになったとき、きっとあなたの中から「怒り」は消えている。
ヒトラーを憎むとき、あなたはヒトラーのようになる。
怒りや憎しみを持ち続けると、あなた自身が怒りや憎しみの対象になってしまう。他の誰でもない、自分のために、やわらかい心で、自分を見つめなおして欲しい。

私たちは、自分自身の思いによって、自分を素晴らしい人間に創り上げることも出来れば、破壊してしまうことも出来るのです ジェームズ・アレン