甘美な白さ、真っ白な雪と大根

sakurasaku20052006-12-30

真っ白な雪。
雪を見ると私はなぜか女性の白い肌を思い浮かべる。
そんな時、新聞で大根と女性の美しさを書いた面白い記事を見つけた。(写真素材集☆フリーダムさま提供:雪景色)

つぎねふの 山背女の 木鍬(こくわ)持ち うちし大根 根白の白腕 枕かけずばこそ 知らずともいわめ

古事記の中で仁徳天皇がいわのひめのみことにあてた歌だそうだ。
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鍬で掘って取れた大根のような真っ白な腕を枕に、抱き合ったことがなければ、私を知らないといえようが、今更知らぬ仲とは言えまい。という意味である。
大根の白さを白い肌にたとえ、恋文として使われた。
大根というと、大根足など女性にとっては、あまり褒め言葉に聞こえない気がしていたが、こう考えると白くすべすべしたイメージは女性の繊細な肌の白さを表しているようにも思える。
神社などでは一風変わった二股大根をお供えするところもあるという。家内安全のほか、良縁、子宝などの願掛けになるという。
我家でも以前、年のはじめにちょっとHな形をした二股の大根を飾っていた。
大根は中国の薬物百科事典にも多数効能が載っている健康野菜で、肌荒れ、二日酔い、冷え性、がん予防などに効くそうだ。
われもこうさんの日記には松本の沢庵用の尻太大根の堅大根がのっていた。
信州には、他にも。上田市の山口大根、坂城町ねずみ大根長野市の戸隠大根、下条村の親田辛味大根など有名な大根がたくさんある。
漬物の文化の信州では、近所が集まると大根や野沢菜などいろんな漬物が出てくる。信州人ならおばあちゃんの味とか、こだわりの味があるはずだ。
私は上山田の辛味大根で食べるおしぼり(うどん)が好きだ。涙が出るほど辛いけど、美味しい。
先日降った雪を見て、こんなことを思い浮かべた。