奇跡の夫婦 遥かなる約束

祖国に帰りなさい。
ロシアに拘留された夫の帰りを50年も待っていた妻の物語。実話である。
途中から見たが、いい作品だ。はじめから見ていればよかった(汗)昨日の岡田准一君と菅野美穂さんの「虹を架ける王妃」も良かったが今夜の作品もいい。
「私は30年あなたと暮らしたぬくもりが残っている。」
ペレストロイカにより日本にいる妻(黒木瞳)と子(紺野まひる)に会えることになった彌三郎(阿部寛)にいう、クラウディア(エレナ・ステイコ)の言葉がよかった。何も言わない彼女の背中も。
でも、結婚できない男だった阿部寛さんは、今度は二人の旦那なのか(驚)。
「さぁ、行って。」
ロシアから彌三郎が日本に戻るシーン、自然と熱いものがこみあげる。列車の窓越しに手を取り合う二人。クラウディア!悲しみの白煙を吐きながら列車は去っていく。
なぜ彼女はあんな毅然とした態度で見送れるのだろう。
時々思い出してください。私達は思いも寄らない運命で引き寄せられました。結婚式をあげずとも私達の人生は誠実でした。そして長い年月が流れ、あなたは祖国に帰っていくのです。もはや会うことはないでしょう。これも運命です。他人の不幸の上に私の幸せもありません。37年月の月日とともに私は生きて生きます。最後にあなた達の幸せを心からお祈りします。
手紙の言葉に涙がこぼれた。
50年ぶりの再会。日本で待つ妻が、もう80近くなっていると思われるが、髪を気にするしぐさがとても女性らしい。「お父さん」「久子」プラットホームで抱き合う姿は、若い男女がするそれずっと感動した。たったひとつの恋を見ている場合ではなかった(汗)
私はクラウディアに届けたいと思った。二人が折った鶴を。そして確かめたいと思った。その愛が今も続いていること。記者がクラウディアに赤い鶴を手渡したとき、私の中で何かがはじけた。
ビートルズの「THE LONG AND WINDING ROAD」切ない音色と共に♪
キャスト
阿部寛黒木瞳広末涼子佐々木蔵之介紺野まひる、エレナ・ステイコ、木野花

応援ありがとう♪〜一歩前へ♪さくちゃんの甲信越人気blogランキング