おやじへ

今日は父へのメッセージを書こうと思う。
20万件を達成した日に息子から父へのメッセージをブログに書くのもどうかと思ったが、父はこっそりこのブログを見ているというし、ありのまま、感じたままを綴るのが私のブログの良いところだ。
お蔭様で手術は成功し1週間がたった。
だが、血尿がまだひどく退院できない。
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しかし、父は今週「大事な会議がある」からどうしても退院するといっている。誰に似たのか言い出したら聞かないところがある。
確かに大きな会議だ。
父が周りから期待されていることを粋に思っていることもわかる。
自分を必要にしてくれるところがあるということは誰にとっても嬉しいし、まだ現役で仕事をし、公の場でそうしたニーズがあることを羨ましくすら思う。


「大事な会議があるから休めない。」
病気で会社を離れる前、私も何度、この言葉を妻に前で口にしただろう。
当時は最前線の部署にいて、忙しかった。今思えば大きな勘違いだが、自分がこの仕事を動かしているという自負もあった。
だが、体を患い、会社を離れてみてわかったことがある。世の中に、本当に大事な会議などないということだ。
大事だと思っているのは、自分であり、全体から見れば、悲しいかな、一人ぐらいいなくても何とかなる。
だから、その前に考えて欲しい。
「自分にとって本当に大事なものは何か!」
それは会議なのか、仕事なのか、公の立場なのか、それとも、自分の健康や家族なのかを。
こんな偉そうなことをいっている私も、当時、医師の制止を振り切って出社し、病状は更に悪化させた苦い経験がある。親子の血は争えない。父から何度「医師の指示通りに」といわれたことだろう。だが、父は黙って私の失敗を受け入れてくれた。
だから、私も父に強制はしない。オヤジのやりたいようにやればいい。だけど息子の失敗を見て感じて欲しい。
本当に大切なものは何なのかを。