タイヨウのうた 最終回 感想

歌に出会えてよかった。孝治に出会えてよかった。
咳込んで倒れてしまった薫（沢尻エリカ）
声帯の手術をしないと命にかかわると診断され、デビューの夢を叶えて死ぬべきか、夢を諦めて生き続けるかの、歌を選ぶか、命を選ぶか迷っていた。
そんなとき、工藤（要潤）が病室に現れ、麻美（松下奈緒）からの提案で、麻美のファーストコンサートのステージで「ムーンチャイルド」を初披露したいと告げられる。喜ぶ雄太（田中圭）、晴男（濱田岳）、隆介（川村陽介）たち。「歌いたい」と孝治（山田孝之）に告げる薫。彼女は歌を選んだ。
「もし私に何かあっても今まで通りにね」
親友の美咲（佐藤めぐみ）にもそう告げる。
いよいよコンサートがはじめる。
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「行くぞ」みんなの手の手が重なり合う。青白い顔で咳込みながら、膝まづく薫「歌えるから。お医者さんを呼ばないで」彼女の悲痛な叫びが聞こえる。「神様が嫉妬しているんだよ」必死に見つめる孝治。
「孝治、ありがとう」
涙が頬を伝わる。孝治の胸でそっと・・・
夢のない人生に一体何の意味があるのだろう。
愛する人のいない人生に一体何の幸せがあるのだろう。
たとえかなわなくてもたとえ一瞬でも、私は精一杯夢を見て、人を愛した。だから私は可哀想なんかじゃない。誰よりも幸せだったよ。
薫が息をひきとった。
泣きながら「俺は絶対泣かないぞ、楽しかったことばかり覚えてるからな」孝治は彼女を身体をぎゅっと抱きしめた。
秋も深まる江ノ島。
「この曲は売れる。彼女はいつまでも生き続ける。」
工藤が現れ、孝治に薫の歌を発売したいと言う。二人の哀愁をこもった笑顔とともに「タイヨウのうた」が終わる。
かおる、たくさんの人が聞いてくれてるよ。良かったね。
（完）

藤代孝治（19） …… 山田孝之
雨音 薫（18） …… 沢尻エリカ
橘 麻美（20） …… 松下奈緒
大西雄太（19） …… 田中圭
松前美咲（19） …… 佐藤めぐみ
加藤晴男（19） …… 濱田岳
立浪隆介（19） …… 川村陽介
レイサ（21） …… 原史奈
三浦結子（22） …… 小林麻央
エミリー （22） …… ベッキー
工藤洋平（32） …… 要潤
雨音由紀（40） …… 黒田知永子
榎戸真一（50） …… 山本圭
雨音 謙（45） …… 勝村政信
三浦 修（50） …… 竹中直人