悲しきサラリーマンよ

sakurasaku20052006-09-01

空はどこまでも青い
昼休み、木陰から見上げる空は、雲ひとつなく、エメラルドグリーンの海ようにどこまでも青かった。
昔、自分は、あの空を越えたいと思っていた。
仕事も、お金も、私生活も、空を目指して、上に、上に、あがることだけを考えていた。
私は元々貧乏な家に育った。だから地位も金も人からバカにされないだけのものは欲しかった。そのために一心不乱、人に負けないように努力した。
人の2倍勉強して法学部を出たし、仕事は見えない所で人の2倍努力した。
だが、ときに、空は眩しすぎて、何も見えなくなる。
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自分を見失って、空から落ちてみて、はじめて気付いた。
人生に勝ち負けはない。
夜、若者がストリートライブで歌っていた。
彼女たちは夢に向ってまっすぐだ。私にないものをもっている。その姿は空のように眩しかった。
まっすぐな思いはときに感動を呼ぶ。ときにそれは、地上すれすれを這い回っている人からは眩しすぎる。「大変だな」
かつて羨望の目で見ていた同僚が今は優越感をもって私を哀れんでくれる。そんな複雑な思いを胸に刻みながら仕事する毎日。みんな、いろんな思いを抱えて、働いている。
悲しきサラリーマンよ、今日もがんばっていきまっしょい♪。