シャクトリ虫

シャクトリ虫を思い浮かべていたらひとつ詩ができた。

シャクトリ虫は今日も行く。
小さな体をクの字に折り曲げて
一歩一歩ゆっくりと
くの字に曲げては、棒となり
くの字に曲げては、また棒となる
シャクトリ虫は今日も行く。
時に花の葉をむさぼり食うように食べ、
時に外敵から葉柄と一緒になって身を隠す
決してカッコウはよくないけれど
頭とお尻にしか足はないけれど
それでも一生懸命這って行く
着実に一歩一歩
シャクトリ虫は今日も行く。
彼らは早くは歩けないけれど
自分の足でしっかり自分で歩いていく
文句も言わずに這っていく
そう、歩くペースが問題なんかじゃない
歩み続けられるかが、問題なのだ。

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