シャクトリ虫

sakurasaku20052006-06-06

昨日はなぜか朝から調子が悪かった。
わき腹の裏側に痛みを覚え、立つとめまいがした。
とは言え会社を休むわけにはいかないので、自転車は諦め、バスで通勤した。
こういう時に限ってバスは満員。椅子に座ることもできず、つり革に捉まり立っていると、頭の中はマグニチュード地震が来たように揺れだし、呼吸が苦しくなって、実はどうやって会社まで辿り着いたよくわからない。手だけがべっとり汗ばんでいた。
私の場合、たまにこういう症状に見舞われることがある。
今日のさくちゃんは何位だ〜人気blogランキング
こういうときは薬を飲んで、じっと我慢する。
波は必ず治まる。自分で自分に言い聞かせながら。
少し落ち着いて、携帯で自分のブログを見た。人生って不思議なもので、悪いときは何をやってもだめなものでブログランキングも急降下、10位圏内から消えていた。
こういうときは無理しないことだ。
一歩一歩でもいい、続けていればいいことは必ずある。
以前の私ならここで諦めてしまうか、もしくは無理して何とかしようと懸命になっていたと思う。
そういう意味ではこの病気が仕事も私生活も全て手っ取り早く最短距離で進むことを目指していた私に一歩一歩進むことの大切さを教えてくれた。
でも、正直、この体が嫌になる時もある。自分の体が自分の体でなくなる感じは、明日への記憶の渡辺謙さんのようで自分でも怖い。我ながらどうしてこんな体になってしまったのだろうと思うこともある。
でも、悩んでも仕方ない。これが自分なのだから。
鳥のように大空を自由に駆け巡る人生に憧れるけれど、そっと緑の草木に這うシャクトリ虫のようにゆっくり一歩一歩進んでいくのもいい。
この緑の虫も可愛いものだ。(でも本当はシャクガ科の蛾なんだ(汗)
ということで昨日はあまり仕事はできなかったが、自分なりに良くやった。
いつも誰も褒めてくれないので、私はいつも自分を自分で褒めてあげる。
「よく頑張った」

これでいいとは思いませんが
これしかできないわたしには
 (相田みつを

夜更けに相田みつをさんの詩をそっと口ずさんだ。
またゼロからの明日がはじめる。