富豪刑事デラックスの感想

美しすぎるものは時に人を狂わせ、時として人を不幸にする。
それは罪なのだろうか。

神戸喜久右衛門(夏八木勲)の罠に少しずつはまっていく容疑者西村礼次郎(江守徹)ズーラーって何の略だろう。だが、事件の真相はひとつづつ解明されていく。
それにしても、広大な邸宅、自家用ジェット確かにデラックスと名のつくだけあって、金がかかっている。
「あたしがもし死んだら犯人は西村伯爵です」
そういい残し、3女の花里菊乃(松永京子)までなくなった。
やはり、西村伯爵の仕込んだあの金平糖が毒なのか?
「あめえらが、そもそも最初の事件を自殺と片付けたからや。」
布引(寺島進)のヤクザな刑事ぶりは聞いてて惚れ惚れする(笑)
花里家のお金を流用していたのはやはり三女の菊乃だった。っていうか、西村伯爵と菊乃は付き合ってたのかぁ〜。
「そんなことになったら事件は我々の大失敗で終わってしまいます。」
「われわれ?」
「君の大失敗だ」
神山署長(西村徳馬)と鎌倉刑事課長(山下真司)の上司と部下の会話(罪の部下へのなすりつけ)は面白いが、会社の中で本当にありそうである意味怖い。
犯人を逮捕するためにスペインの街を作るとは富豪刑事デラックスなかなかやる。
「君にわからないよ。人は見栄をはるのはね。愛する人のためじゃない。憎たらしい人間を悔しがらせるためなんだよ」
最後の意表をついたズラとともに聞くピアノ。富豪刑事なかなか面白い。

キャスト
神戸美和子:深田恭子
神山郁三:西岡徳馬
鎌倉熊成:山下真司
鶴岡慶一:升毅
布引幸四郎寺島進
狐塚虎彦:相島一之
猿渡哲也鈴木一真
西島誠一:載寧龍二
樋口純子:野波麻帆
菊池裕美:中山恵
伊東隆行:虎爪光揮
鈴木松江:市毛良枝
神戸喜久右衛門:夏八木勲