自然じゃないけど綺麗な飯田の水引

sakurasaku20052006-04-19

光前寺に行ったついでに飯田の水引工芸館にも立ち寄った。(写真は展示してある水引の昇竜。これが紙紐で出来ているというから驚きである)
水引とは祝儀袋に結ばれている金銀や赤白の細い紙の紐のことで、「結ぶ」という意味を持ち人と人をつなぐ、心と心を結ぶものとして祝儀袋の他にも結納品など縁起物として昔から多岐に渡り使われてきた。
飯田の水引は桜井文七の時代から何世代にも渡って伝え続けられてきた有名な伝統工芸で、水引全体の約70%を生産しているという。飯田には約6000人の水引職人がいるというから驚きだ。
職人さんが和紙を撚り色染めして作られる水引は、紙なので作り直しが聞かず、まさにこの世に1つだけの芸術品といっていい。
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日本で最初の水引といわれているのは飛鳥時代聖徳太子の命を受け隋(中国)に渡った小野妹子が帰朝の際、隋国より日本の朝廷に贈られた贈り物に麻を紅白に染め分けた紐状のものが掛けてあったものだと言われている。
現在は白や赤だけでなく、約6000種類以上の色があるそうで、水引工芸館には写真の昇竜のような芸術作品から家紋、亀、トンボなどの置物、ブローチ、 イヤリング、フラワーアートなど実に多岐に渡る作品が展示、販売されている(ちなみに当然のことながら写真の昇竜は非売品)
館内には職人さん(たぶん館長さん?)が巧みな手業と軽やかな口で面白おかしく水引を説明してくれる。
私が一番目を引いたのは、その職人さんが特に力を入れて説明してくれた金運がつくという水引のヘビのお守り(300円)と勝負運がつくというトンボのブローチ(370円)。
特にヘビのお守りは、これを買って宝くじの上にのせておいたら当ったという人がたくさんいるそうで、館内には1等当選者の宝くじのコピーまで貼ってあった。
300円で貧乏から脱出できるとは何と幸運な。こんな口車に乗せられるなんて何て私は卑しいのだろうと思って後ろを振り向くとたくさんのお客さんがヘビのお守りを握りしめていた(笑)
残念ながら飯田に行かないと買えないそうだが、興味のある方は下記まで問い合わせてみてはどうだろう。

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