トップキャスターの感想

4月からの月9ドラマ、天海祐希トップキャスターが始まった。
民放の報道局を舞台に、天海祐希が夜のニュースのアンカーウーマン伝説のニュースキャスター椿木春香を演じる。
天然ボケののお天気キャスター矢田亜希子とのバトルも見もの。
ドラマはいきなり「よろしく」ではじまった。
「わー♪なんて細長くて素敵なお部屋なんでしょう♪」
「ってクローゼットじゃないですか。押入れですよ」
ドラえもんみたいだね。アハハッハハ♪」
公定歩合って何」「ブブブブりんトン大統領」報道の現場のお天気キャスターってほんとこんなんだろうか。
プロデューサーの石場小吉(生瀬勝久)とディレクターの蟹原健介(玉木宏)の会話のバカさ加減もいい。
早くも椿木(天海祐希)のやり方についていけず辞めるという飛鳥(矢田亜希子)。ピンクの指輪。椿木には一体どんな過去があるのだろう。たかが800円の指輪。彼女の過去が少しづつ明らかになる。結城取締役(谷原章介)と椿木の8年前に一体何があったのか。

「あの女の人には心というものがない」クダを巻く飛鳥。一方、飛鳥の友人のためにパンダを探す椿木、彼女にもいいところはある。
長く仕事してると、知識ばかり増えていって新しいことしなくなる。頭が痛い。
仕事頑張ってくると胸の底からじわじわとくる「やった」という感覚。これはわかる。でも滅多にこない。本番前颯爽と歩く椿木春香はかっこいい。
本番1分前。いよいよ伝説のキャスターが復活する。
中継中に飛鳥の友人を逆恨みしている元彼が会場に。一体どうなるのか。ドラマはテンポ良く進んでいく。スリルある展開は面白い。
「必ず守ってくれる信じてくれたから。彼女が信じたのはその手でした。優しいあなたのその手でした。末永くお幸せに」
「心にもないことを」「しかしお見事でした」
トップキャスターは爽やかな後味を残し、第1回目を終了した。

脚本 : 坂元裕二(『東京ラブストーリー』『ラストクリスマス』『西遊記』)
演出 : 平野眞(『僕と彼女と彼女の生きる道』『エンジン』)他
キャスト:天海祐希矢田亜希子玉木宏谷原章介松下奈緒松田翔太須藤理彩矢島健一生瀬勝久児玉清田丸麻紀