白夜行 最終回の感想

笹垣(武田鉄矢)を殺せなかった桐原亮司(山田孝之)は再び姿を消す。
唐沢雪穂(綾瀬はるか)の前に協力したいと篠塚(柏原崇)が申し出てきた。
生きていても死んでいてもするべきことはひとつ。R&Y雪穂が目指すものは一体何だろう。ねえ、亮、わたし帰したかったの。あの日あなたのくれた夢を諦めたくなかった。私を太陽だと言ってくれた、あの日の言葉に答えたかった。
白夜行最終回がはじまった。
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亮司は病んでいた。結核だろうか。亮司は罪の重さに耐えながらダクトの中を這いずりまわり、雪穂は誰にも本当の姿を見せられず生きている。
「全部おまえの幸せのためにやったんだって言わせてやれよ)
篠塚(柏原崇)の真剣の表情、切ない顔が忘れられない。
明るくは無いけれど歩いていくには十分だった。私だけの太陽、亮司は必ず来る。
1991年11月11日あの日、あのときから亮司の罪ははじまった。
「おまえには子供がおる。その子供にちゃんと階段上る姿みせえ。」
血だらけの笹垣が叫ぶ。この言葉にぐっとくる。ええやつやん笹垣。
「おまえが一人の人間幸せにするためにおまえは精一杯やった。おれがちゃんと子供に言うたる。すまんかった、あの日お前を捕まえてやれなくて。」
亮司は自らの手で笹垣のはさみを取り、自分の胸に刺す。
「俺はあいつの太陽だから。」
最後まで亮司は雪穂への愛を貫く。歩道橋から飛び降りる亮司。第1回目のあの場面に戻ってきた。血だらけ、泥だらけの山田孝之君迫真の演技だ。
「い・っ・って」
舞い散る雪とともに白夜行が終わっていく。切ないね亮司
雪穂(綾瀬はるか)が泣きながら去っていく。
子供の頃(福田麻由子)から嘘を重ねてきた雪穂は最後まで嘘を突き通す。ここでやめたら何のために。最後まで嘘を突き通す雪穂はある意味すごい。
「あんたの生きているところは生き地獄っていうんや」
母(八千草薫)の言葉が走馬灯のように駆け巡る。本当は二人で太陽の下、手をつなぐことが彼女の夢、スカーレットは子供の手をそっと取った。