神様の歩いた道

sakurasaku20052006-01-26

地元のテレビで諏訪湖御神渡りを見た。
(写真は新潟にいったときの瓢湖
氷が生き物のように動き、せりあがっていく。
自然が作り出した不思議な現象に、思わずみほようこさんの童話を思い浮かべる。御神渡りも風の神様の贈り物なのだろうか。
そもそも、御神渡りとは湖面が氷結し、氷の面と面とがぶつかりあい、氷が柱のように上部へせり上がる現象をいい、諏訪大社の上社から、下社へ神様が渡っていく道といわれている。
最低気温が氷点下10℃以下の日が何日か続き、氷の厚さが10㎝以上にならないと出来ないそうだ。
諏訪湖の他には北海道の屈斜路湖などごくわずかでしか見ることができない。
いにしえの人はこの道を神の道と崇め、五穀豊穣や商売繁盛を願ったという。
今でもこの神事は続いている。
大自然の作り上げた造形物に感嘆し、諏訪の寒さを偲んだ。
今後読みたい本
ふしぎな鈴 風の神様からのおくりもの (3)