西遊記第2話 温泉の国美人姉妹と豚の恋!?の感想

さぁ答えよ、天国に行きたいか、地獄へいきたいか
坂元裕二さん脚本、香取慎吾君主演の西遊記は内容はとてもシンプルだが面白い。
今回の主役は猪八戒伊藤淳史君)であった。
物語は三浦理恵子金子さやか酒井若菜の入浴シーンからはじまる。
春麗酒井若菜)に言い寄られ、その気になった猪八戒伊藤淳史)は実は彼女は豚が嫌いで、他に好きな人がいることを知ってしまった。
「好きな人がいるんですね。」
「あなたみたいな綺麗なお嬢さんが僕なんか好きになるなんてありえないですよね。」
哀愁に満ちた表情を浮かべ、情けない台詞を吐く伊藤淳史君は電車男の山田君そのものだった。
かつて西田敏行が演じたように、猪八戒というと太った人のイメージを抱くが、線の細い伊藤淳史君の八戒もなかなか乙なものである。
敵の妖怪、妖泉大王には及川光博さんが出ていた。映画キューティーハニーでも思ったが彼は妖怪役が似合う俳優である。
あの目といい、立ち振る舞いといい、歌手にしておくのはもったいない。
ドラマや映画にもっと出るべきだ。
凛凛役の水川あさみも謎の女から、段段いい味が出てきた。でも私には横顔がどうしても真中瞳に見える。彼女は今何をしているのだろう。
春麗役の酒井若菜さんは私が見るのは木更津キャッツアイ以来だが、及川光博さんと一緒にブラウン管に映ると、どうしてもアサヒ缶チューハイのCM「Dew」を思い出してしまう。
実は春麗酒井若菜)の恋人は妖泉大王(及川光博)で、二人で三蔵法師深津絵里)をはめて洞穴で背中を合わせてドューと叫ぶ、こんなシーンを勝手に頭で作ってしまう!(^^)!
「俺の一番嫌いなやつは自分に嘘をつくやつだ。」
「騙されてもですか。」
「男だったら、たとえ騙されても、たとえ好きな女に好きな男がいても、それを全部ひっくるめて守ってやれよ」
悟空と八戒の会話。坂元裕二さんの脚本は時折、良いことを言う。
「なぜ、あの人たちはこんな私のために戦ってくれるのですか」
「騙されても、騙されても人を信じているからでしょう。
というか、単なるお人よし?
春麗にいった三蔵法師深津絵里)の言葉には笑ってしまった。
初回29.2%をはじき出した番組だけあって1話完結だが内容は面白い。
次回も期待したい。