イチョウとエノコログサ

今朝の長野市は久しぶりの快晴。
このところ朝は曇ってばかりだったのですがすがしい。
自然足取りも軽くなる。
道行く街路樹の公孫樹はもう葉が1枚もなくなり裸の幹を路面にさらし、冬枯れの表情を浮かべている。根元には穂や葉がすっかり黄色くなったエノコログサが群生している。
秋には犬のようにはしゃいでいた穂も今は風になびかず、ただ化石のようにじっと生えている。その姿は冬枯れの景色を一層引き立て、そこだけ時間が止まっているように見える。
目を橋の向こう側に見上げると北アルプスがくっきり見える。
白く聳え立つその山々は時に凛々しく時に悠然として、見るものの心を包んでくれる。
週末は−42℃の寒波がくるという。
束の間の太陽を体いっぱいに受け、今日も私は出社する。