ナナカマドとオニドコロ

sakurasaku20052005-11-15

今日も朝の自転車は快調!
ナナカマドの葉を眺め犀川を渡っていく。

 ナナカマド バラ科ナナカマド属 落葉広葉樹
6〜7月白い花が咲き、9月過ぎから実が赤くなる。
燃えにくく七回竈にいれても焼けない意味から名づけられた。

正面の飯蝿山は雲の隙間から照らされる太陽の光によって黒と紅葉色にわかれ、その分かれた部分が斑点状になり、ゆっくりと動いていく。
今日の天気予報は曇りのち一時雨。
そんな予報を吹き飛ばすかのように朝日はしっかりと大地を照らしていく。
寒さは昨日より増して自然と私も首をつぼめて自転車をこぐ。
そろそろ耳当てか毛糸の帽子が欲しい季節だ。
頭の中で先日、立ち寄った横谷温泉旅館の光景が浮かんだ。
その入口にはコンクリートで支えられたしっかりした庇。
その柱をオニドコロとタチドコロが仲良く天井までつるんでいる。
オニドコロの大きな葉とタチドコロの小さな斑点模様のついた葉が対照的で、親子二人で山登りをしているようだった。

オニドコロ ヤマノイモ科 6〜7月に6枚の淡緑色の花が咲き雌雄異株
ツタドコロ  〃     6〜7月に小さい黄色の花が咲く。雌雄異株

昼休み缶珈琲を買いにローソンへ。
先週と打って変わり街中を吹き抜ける風は冷たい。
ポケットに入れた缶珈琲の温もりを感じつつ中央通りを歩く。
プランターには真っ赤なゼラニュウムが北風にもびくともせず咲いている。
その蓮の葉のような形から天竺葵とも呼ばれている。
しかし、その葉の黒い斑点模様が私には不気味に見え、逆に閻魔様のようだ。
その隣でピンクや黄色に彩られたパンジーが色鮮やかに咲いている。
パンジーはスミレの園芸品種で寒さに強く秋から春に掛け長く花が咲くので見ていて飽きない。
晩秋に負けずこの花頑張るなと妙なことに感心する。
そうかと思えば隣のプランターではブルーデージが葉がしなり、弱々しく生えている。
秋風には降参して、じっと春を来るのを待っている様子。
こいつは私のように春に向けて充電中だな。

ブルーデージ キク科の常緑亜低木、春から秋薄青い花を咲かせる
和名ルナ雛菊。南アフリカ原産で6月10日の誕生花
花言葉 常に美しい

私もその風に負けそうなので、少し足早に事務所に戻る。